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都内大学4年 4月から新聞社の記者職

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最近の記事

常磐線はつづくよ、どこまでも。だけど..

少し、気持ち悪いなと思った。 “社会正義”の旗印を掲げ、キレイで明るい部分ばかりが発信されているように思えた。それは、風評被害を払拭する上ですごく意味があるのはわかる。 それでも、胸の中には、モヤモヤとした気持ちがくすぶっていた。 3月14日の常磐線開通に合わせ、福島の浜通りへ再訪した。 午前5時23分のJR常磐線原ノ町行き。いわき駅を出発し、復興を象徴する始発だった。闇の中から、光を照らしながら、ゆっくりと電車はやってきた。 東日本大震災によって不通となっていた区

    • 茶碗蒸しを求めて、300里~長崎の名店へ~

      好きな食べ物を聞かれると、決まって「茶碗蒸し」と答える。 すると、5割の人が「珍しいね」と言い、3割の人が「ふーん、そうなんだ」とあまり興味なさげに呟く。2割の人は「個性だそうとして、尖った答えしてるじゃねえよ」と言わんばかりの疑念の眼差しを向けてくる。 悲しいかな、きっと茶碗蒸し支持率は、若者の投票率よりずっとずっと低い。 そのような社会情勢の中、逆に茶碗蒸しラバーであることの使命感に駆られた。だから、友人との福岡旅行に合わせ、九州一人旅を思い立った時、「九州 茶碗蒸

      • イラン旅行で出会ったイラン人女性に、"今"を聞く

        米国によるソレイマニ司令官殺害を機に、混迷するイラン情勢。 「第三次世界大戦」への懸念が世界中で広がる中、米国に対するイランの報復措置は抑制的で、攻撃の連鎖へは至らなかった。しかし、イラン軍によるウクライナ機撃墜を機に、イラン政府への批判が国内で噴出した。 マクロな流れを追う国際報道において、見えずらいのが国民の心情である。 1月3日には、イラン各地で反米デモが開かれ、「米国に死を」という声が挙がったという。 一方、11日・12日には、ウクライナ機撃墜の事実を政府が隠

        • ソレイマニ殺害時、イランに滞在して見えてきたこと

          "It will be a big war." 1月4日、イラン南部の都市シーラーズのシャー・チェラーグ廟で、地元の男性から聞いた言葉だ。彼の瞳には、怒りと決意の色が見えた。 3日、アメリカ軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことで、年明けの中東情勢は一気に緊迫し、ネット上では「第三次世界大戦」という言葉すら飛び交った。 私は2019年12月26日から、1月7日にかけて滞在した。世界中の注目を集めるイラン国内の様子を、垣間見ることができたので、その体験の一部

        常磐線はつづくよ、どこまでも。だけど..

        • 茶碗蒸しを求めて、300里~長崎の名店へ~

        • イラン旅行で出会ったイラン人女性に、"今"を聞く

        • ソレイマニ殺害時、イランに滞在して見えてきたこと

          イラン旅行がとにかく最高だという話

          イランが好きだ。 「あえて危険そうな国を挙げることで、目立ちたい」という浅はかな考えだけで、言っているのではない。 イランに恋焦がれている。 インド、イスラエル、ペルーなど多くの刺激的な国を訪れた私だが、今もう一度行きたい国を問われたら、きっと「イラン」と答えるだろう。 なぜか?私が思うに、イランの魅力は3つに集約される。 1,「え、嘘...」ってくらい、親切で、友好的な人々             まず、とにかく人が優しい。 イラン人に写真を撮らせてもらったら、

          イラン旅行がとにかく最高だという話