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復職日記40

今日も今日とてお休み。
ぽやぽやした顔をしていたらしく、同居人氏1から、


ほんとうに休みの日はやさしい顔してるねえ。


と言われた。顔つきが違うのは自分でもわかる。


そして、今朝も今朝とて、同居人氏1と同居人氏2は株の話で大盛り上がり。
共通の趣味みたいになってる。
わたしは2人の会話を聞きながら、何言ってるかほとんどわからないので、曖昧にニヤニヤしていた。


同居人氏2は、


株をやっているとね、アドレナリンが出るんだよ。


と言い残して出勤して行った。
やっぱり同居人氏2は、株向いてないんじゃないかとわたしは思った。



昨晩は、「七面鳥」が出た。
「七面鳥」とは、わたしが夜中に出てしまうパニック発作のこと。変な雄叫びが出てしまうので、そう呼んでいる。


夜中、だいたい1時とか2時とかくらいに、それは出る。
夢なのか現実なのかわからなくなって、「怖い!」と思うともうダメで、怖いのに声が出ない、声を出したい、声を出したい、怖い!と思っていると、ついに声が出て、それがなんとも、間抜けな雄叫びなのである。


文字にすると、



あ〜ああ〜〜〜〜〜〜〜〜


って感じで、本人は至って真剣なのだけれど、実際にあげた雄叫びによって目を覚ましたあと、少し冷静になると、「なんだいまの声」と、自分でもおかしくなってしまうくらい、変な声なのだった。


七面鳥の鳴き声、実際に聞いたことはないのだけれど、七面鳥のほうが立派に鳴くかもしれない。とかくわたしのパニック発作時の雄叫びは、「情けない声」という形容詞がぴったりくる。



そしてびっくりなのが、この雄叫び、結構な音量だと思うけれど、同居人氏1、2は全く起きない。


今朝も、夜中に七面鳥出ちゃってさ、悪かったね、うるさかったでしょ、と言うと、2人揃って、


え?そうなの?それは大変だったねえ。


と、あっけらかんとしていた。
2人が眠りの深い人でよかった、と思う瞬間だ。



わたしの七面鳥、一体何が原因で、どんな周期で出てくるのか、全く予想ができないので、厄介なのだ。
そして、七面鳥が出た翌朝は、やっぱりなんだか疲れていて、いまも、ソファでくったりしている。(ソファにいるのはいつものことなんだけれど)


お医者さまにも話しているけれど、特に対策できることもなく、出るに任せている。
我慢できるものでもないし、意図しているものでもないし、いやはや全く、七面鳥とうまく付き合うようにするには、どうしたもんか。



昼寝のときには、全く七面鳥が出ないのだ。
なんでだろう。
やっぱり夜は、なんだか怖いのかも。夜が怖くなくなりますように。
小さな頃からの、わたしの課題だ。


投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい