休職日記17
毛穴毛穴言うとります。
結論から言うと、負けました。
パーソナライズ広告に、おれは、負けた!
これ、買ってもうた。
安かったんです。
¥1000だったんです。
だったら試してみてもいいかなって。
復職決まったし、お外出なきゃいけないし、ベースメイクくらいはするから(それ以外はしない)、買ってみてもいいかなって。
およよ、およよ…(咽び泣く)
おのれパーソナライズ広告め!
上手に購入に誘導しちゃ、めっ!
今日は朝から同居人氏2とコメダ珈琲へ。
帰りにスタバに寄る約束もしていたのに、なぜかわたしは、モーニングのトーストを倍量食べてしまった。
追加で頼んでまで、コメダ珈琲のトーストが食べたかった。だっておいしいのだもの。
帰りに約束通りスタバへ。
最近ご褒美感覚でスタバにふらりと寄ってしまう。
不安感が高まるとなぜかお金をたくさん使ってしまう。
何かを無意識に発散させているようだ。
ダークモカフラペチーノのいちばんでっけぇサイズを2つ持ち帰り。
1つは、自宅待機の同居人氏1へのプレゼントである。
帰宅すると同居人氏1は、愛するトカゲちゃんたちの入浴タイムだった。
毎朝お風呂に入れていてあげて、ほんとうに大好きなんだなーと思う。
ちなみにトカゲちゃんはお風呂に入っても微動だにしない。気持ちよさそうにもしない。無の領域。たまーに泳ぐ。そして、健康的に、うん◯をする。朝の温浴はこのためなのであった。
午前中、各々がそれぞれダラダラし、昼になる。
同居人氏2がキビキビと動き出し、ラーメン作るね!と高らかに宣言した。
実は昨日、有名なお店のラーメンセットをテイクアウトしてきてくれていたのだ。
おうちで調理できるように、スープが冷凍になっていて、茹でて食べる生麺タイプ。
お店ではどうやらトッピングにパクチーが載っているらしいのだけれど、パクチーはスーパーになかったので、もやしとブロッコリーと小ネギで代用した。
同居人氏2がなぜブロッコリーをチョイスしたのかは、わからない。
ちょっとでもパクチーに寄せたかったのかな。
かくして同居人氏2が作ってくれたラーメンは、今まで食べたことのない味がした。
めっちゃおいしかった。
スパイスラーメン?というらしく、カレーみたいな、ソースみたいな、しょうゆみたいな、なんか色んなスパイスの味がした。
見た目ほどしつこくなく、3人ともつるっと完食。
休日の特別な昼ごはんになった。
それからまた各々のだらだらタイム。
わたしは少し昼寝をした。
そして起きてからギターを弾いた。
なんだか、創造的なことがしたかったんだと思う。
詩を書くだけではなくて、音楽をやりたくなった。
でもピアノは弾きたくなくて、ギターを弾けるようになりたいってなぜか切実に思っていて、それは多分まだ知らないあたらしい自分に出会いたいからで、誰に見せるでもなく、自分に聞かせるために、自分でギターを弾けるようになりたいと、思った。
同居人氏2のギターを借りて、ぽろぽろと弾く。
コード一覧をみながら一通り弾いて、そのあと、宇多田ヒカルの「初恋」を、弾いてみた。
つっかえつっかえで、音も汚くて、上手とはかけ離れた演奏だったけれど、こころがぐんぐん満たされていくのがわかった。
ああ、音楽が沁みていく。弾きたかったんだ。やりたかったんだね。
こころが満足して、ギターを片付けた。
またライブがやりたいとか、そういうんじゃない。そういうんじゃなくて、徹底的に、わたしはわたしのために、ギターが弾けるようになったらどんなにか嬉しいだろう、楽しいだろう、と思う。
ギターを弾くわたしを、わたしが見てみたいのだ。
上手とか下手とかどうでもいい。
わたしが弾くギターの音を、わたしが、聞きたい。
これも復職への対策のひとつでもある。
「仕事以外に頭空っぽにして没頭できるなにかを持つこと」。
ふつう、資格取得とか、将来へのなんとかとか、そういう判断になるのかもしれないけれど、わたし、そういうの本当に、向いてないみたいなんだ。
現実社会での泳ぎ方、未だによくわからない。
大人になりたくないだけの、大人なのかもしれない。
有益なことより、無益(にみえるような)なことのほうが、大好きなんだ。
詩を書くとか、ギターを弾くとか。
だれのためでもなく、自分のために、そういうことをしているときに、自由を感じる。
世間の評価、評判、価値判断から離れて、わたしは自由になれる。
そんな気がする。
だからわたしは、今日からギターを弾きます。
少しずつ少しずつ弾けるようになるんだ。
誰のためでもなく、自分のために。
投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい