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休職日記55

今朝は起きたらすでに同居人氏たちが起きていた。

起きていたのだけれど、時間を見れば、まだ7時。

二度寝の誘惑に勝てずに、わたしはそこからまたすやすやと眠った。


もう一度起きたら、今度は9時半だった。
せっかく晴れたのだから、洗濯機をまわさねばなるまい、と、いそいそと朝のルーティンに入る。


洗濯機のスイッチを押して、その間に昨夜の食器を洗う。昨日の夜なに食べたんだったかな。なんか適当にそれぞれで食べたから(これをわが家では、各々で済ます飯、各々飯『おのおのめし』と呼んでいます)、食器もなんとなく統一性がなかった。


食器洗いが終わったら、自分のためにコーヒーを淹れる。淹れるっていっても、粉末のやつをお湯で溶かして豆乳で割るだけ。
そしてこれをぐびぐび飲みながら、一服する。


そうこうしていると、同じく二度寝に入っていたと思われた同居人氏1が起きてきた。どうやらアニメを観ていたらしい。朝から元気でよいことだ。


朝からダラダラしてごめんね〜


と言うので、


お休みの日くらいゆっくりしなはれよ。


と、答える。


洗濯物を干していたら、同居人氏1が朝ごはんを作り始めてくれた。


お腹が空いていたので、とっても嬉しかった。


出来上がる頃合いに、二度寝している同居人氏2に声をかけて、3人で、朝ごはん兼昼ごはんをぱくぱく食べる。
煮物と、目玉焼きとベーコンとサラダで、朝から豪華なラインナップだった。


満腹になったら、同居人氏2が無印良品に行きたい、と言うので、散歩がてら街に繰り出す。


昨日と打って変わって暖かくなった今日は、街にも人が溢れていた。
しかもどことなくみんな楽しそうで、なんだかよかった。


無事に無印良品に到着すると、同居人氏2はあてどなくふらふらしているように見えて、しっかりお目当てのものを手に入れてゆく。


特に買うもののなかったわたしは、そばについていて、このパンツかわいいね、とか、このスエット買ってあげたら同居人氏1は着るかね、など、適当に茶々を入れて楽しんだ。


晩ごはん用に、と、あたためてごはんにかけるだけのレトルト食品も買った。
同居人氏1にはユッケジャンクッパ、同居人氏2はコムタン、わたしは坦々味噌にした。
無印良品の食品はおいしいので、きっと夕ごはんは良いものになるぞ、と思った。


買い物付き合ってくれたお礼にスタバをおごるよ、と言われ、遠慮なくおごってもらう。
期間限定のコーラフラペチーノにしたら、なんだか、なつかしい味がした。


2人並んで、駅ビルの屋上で座って飲んだ。
家族連れがいっぱいで、こどもたちが人工芝のうえを走り回ったり、きょうだいで鬼ごっこをして、お姉ちゃんに負けて泣いてる男の子がいたり、見ているだけで、うつくしいなあ、と思う時間だった。


なんやかんやで帰路につき、各々ダラダラとした時間を過ごして、わたしが洗濯物を取り込み始めると、今度は同居人氏2がごはんを作ってくれるという。


同居人氏2がぱぱっと作ってくれた豚キムチに、朝の同居人氏1特製煮物、それに無印良品のレトルト食品をごはんにかけたもの、で、こちらも豪華な夕ごはんになった。


3人でそれぞれ味見しあいながら、どれもおいしいね、無印良品はすごいね、と口々に褒めたたえ、こころもおなかも満腹になった。


そして今、これを書いているところ。
今日はかなしいきもちになる隙間がないくらい、なんだか、すっきりとした1日だった。


明日もこんな日になればいいな。
今日もよく眠れますように。

投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい