詩作02 雨が降ります
雨雲が近づいています
その知らせのあとすぐ
雨が降った
雨の降り始め
ちいさく音が鳴り
木々が
揺れていた
ソファにもたれ
窓のむこうに目を遣る
雨はたしかにそこにあり
雨はたしかに降っている
ほんの10分前
わたしは空の下に居た
空の下に居たのに
いま
わたしは濡れることもなく
雨の姿を
見つめている
降り出しの音は
かすかだった
かすかだったそれは
振り出しの音に
似ている
投げ銭?みたいなことなのかな? お金をこの池になげると、わたしがちょっとおいしい牛乳を飲めます。ありがたーい