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先生宅にて。灰型作り本番!

これは、4月30日の出来事。下書きがそのままでようやく本チャン書きをしている吞気なわたし。

さて、思い出しつつ記録の為に・・・。


それまで1週間ほど、ほぼ毎日取り組んできた灰型。

二文字(灰型の名前)

9時の予定を私の都合で10時に変更していただいて、取り組んだ末、、、。

前部分のみ完成。

奥部分と海(炭をおくところ)は、

「私、午後から歯医者だからあとは私がしとくよ!」と、

先生がおっしゃったので、速やかに退散。

…無念。

しかし、学んだこともあった!
座学と現場は違うということ!


最初から、練習通りに・・・、〇万円をはたいて2年にわたって参加した講習会(実践メインの講習会)で習った通り・・・に、

ここは○○センチで、ここは〇センチ……っと‼

..............あれ?あれれ???

釜を実際にかけてみると、手前が下がっている。

..............んんんんんんんー。

明らかに手前が下がっているが、念のために先生に確認。

※「先生。,,,前がさがっていますよね?」

※「んーーー。そうね。下がってるね。」

…やはり。(心の中で)  「ありがとうございます。」とお礼を言って

リトライ!! それから、何度も先生と※上記のやり取りを繰り返す。

んーーーー。ちゃんと五徳の3つの爪との距離は図っているのに

なんでやーー! と、心の中で叫びつつ、

五徳の高さを決めるのに苦戦していた私に、先生が何気なく、

「んーなんでかな?んー、五徳の爪は、全部同じ高さじゃないもんねー。」っと‼‼‼‼‼‼ 

目が飛び出るほどの驚いている私の横で先生は、

「私たちも、普段から他のことでもちゃんと図ってるのに上手くいかないことがあるのよ。お茶で使う道具ってほとんど手作りでしょ?だから、同じ道具でもその時々で調子が違ったりするのよ。今使っているこの五徳も、爪の角度がすこーしずつ違うのよね。だから、釜をかけた時に、釜が水平にならない。それを考えた上で、下の灰を調整すると、、、ちゃんと水平になるよ。」

っと、丁寧に説明してくださった。

私は、先生のお話を聞きながら、「たしかに!なるほど!」と、心の中で思いながら、返事とともに何度も、強くうなずいていた。

今回、座学と現場の違いを痛感して、さらに先生のお話から学んだこと。

お茶で使う道具
   =ほとんどのものが手作り
       =一つ一つ大きさ形が微妙に違う‼️

本当にそうだな・・・と、自分の未熟さを思い知らされ、

やはり、「やるほかない!」のだと、痛感。何度もやって、何度も失敗して、何度もリトライするしか、道はないのだ。

っと、いうか、それが 「道」 なのかもしれない。

・・・以前、華道をやっている知人(70代)に家元で行われる講習会に参加することを電話で報告した際に、言われたことがある。

「結局ね、お花にしろ、お茶にしろ、武道にしろ、その道を修める 世界での最終的な行き先はただひとつ。日本の美しさを表現することなのよね。」


この言葉に心の打たれて、このことを大切にしている。…つもり、である。
私は。お茶を10年やってきたが、今の私に美しさを表現できる自信は正直あまりない。でも、およそ450年もの間、脈々と受け継がれてきたこの文化を一人でも多くの人に知ってほしい。その想いで・・・。お稽古も勉強もnoteも‼‼‼‼

     やるほか・・・・ない!!!!!

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