刺激を受けたこと
本来なら今日ミュージカルの現場が初日を迎えていた。
4月の公演の時にも思ったが、やっぱり『本来なら今頃が〜』と考えてしまう。
かと言ってできなかったものは仕方がないし、自粛生活じゃなきゃ体験できない出来事もたくさんあるので、受け入れて進みたい。
現実を受け入れたうえで、この先どうやって僕たちが続けてきた舞台演劇を可能にするのか?
本多劇場が6月から新たな試みに出るそうだ。
名だたるクリエイターとキャスト陣。
HPには、こうある。
人が集まってこそ劇場です。
劇場は舞台で創りあげた作品をお客様にお届けする場所です。
劇場としてできることは何なのか。
安全を第一としつつ、わずかでも着実に、一歩ずつ。
今できることをやりながら私たちは前に進みたいと思います。
6月1日から
本多劇場グループは劇場を再開していきます。
休館期間中、皆さまに舞台を観ていただきたいという思いで準備をしてきました。
多くの方にご協力をいただき、
本多劇場グループPRESENTSとして
出来得る限りの安全対策をし、最初は少人数から。
本多劇場の無観客生配信を皮切りに
色々な演目を上演してまいります。
2020年5月20日
本多劇場グループ総支配人 本多愼一郎
再開演目情報
https://twitter.com/honda_Presents
第一弾
http://distance.mystrikingly.com
こうやって有名な劇場が先頭を切って新たな可能性を探っていく姿に、刺激を受けない同業者はいないはずだ。
細かな課題はたくさんあると思うが、現実的に考ると大きな課題は、
無観客での収益化の折り合いのつけどころや、
『舞台は生で観ることこそに価値がある』という価値観のお客さんの声をどう拾うか、あたりかと思う。
そんなこと「やってみなければわからない」と思うし、
最初にやればやるほど『心意気』という部分が評価されるから、すごく良い動きだと思う。
行動する人の先に未来は広がる、と改めて感じた。
自粛が明けて世の中を通常に戻そうとする時にどんなひずみが出るのか、まだ誰も分からない。
けど、動き出している人は動いている。目的がブレないから、手段を変えられるんだ。
とても刺激を受けた。
指くわえて見ていないで、自分も動いて行こう。
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