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ポップアップレストランの作り方

2月にはじめた「ポップアップをやってみよう!」サークル、さっそく入ってくれたメンバーが第1回ポップアップレストランを4/5(日曜日)に開催します!

今回はお二人のコンビでの開催。スモーブローという北欧のオープンサンドウィッチがテーマです。【ご予約・キャンセル待ちも受付中!】

ちょうど感染症の騒動などが被ったこともあり、サークルはほそぼそとスロースタートな感じ。

まぁもともと開催側も参加する側もおいしい思いの出来る場所にしたかったので、しばらくは少人数制でやっていくつもりです。

とはいえ現在はサークルメンバーが2名だけなので、お店やってみたい人をもうちょい集めたい...

というわけで、「ポップアップをやってみよう!」サークルでは参加者、特にポップアップレストランや、ECで販売している商品の試食会やお試し会をやりたい!新規出店の前に売りの商品やサービスのテストマーケティングをやりたい!というメンバーを募集しています。

サークル参加費を3ヶ月分まで貯められて、そのまま会場費にスライドする良心設計!準備の相談をしつつ会場費を抑えて、きちんと収益化もできるモデルです。参加、お待ちしております!

以上、宣伝終わり!

それでは今日の本題。ポップアップって、どうやって作るの?のお話。



ポップアップの3フェーズ

ポップアップレストランの流れは大きく3つのフェーズで考えられます。

それが「企画・集客・接客」です。

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1st.企画フェーズ
まずは何をするのかを企画する、はじめの一歩。いちばん楽しいところでもあります。

基本的なところとしては...

A1.何を誰にどう売るの?
A2.それはどんな風に嬉しいの?
A3.売値と仕入値いくらなの?
A4.予約はどうとるの?
A5.告知はどうするの?
A6.終わったらその先は?

ここら辺をきちんとまとめると形になります。いわゆる事業計画的なやつですね。

もう少し詳しく分けると、仕入計画と販売計画、あとはPR計画に分かれます。ざっくり言えば仕入=企画、販売=接客、PR=集客と思ってもらえばOK!

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そしてポップアップは限定した一期一会の機会なので、持続性より一過性のインパクトやコンセプトのおもしろさ、体験としてのレアさが大事です。

普通のカフェならやる意味が薄い。やるならば、まだどこにもないモノをつくろう!という意思が大切。

この時点で値段やらサービス内容やらも詰めます。ここがいちばんワクワクするところなので、思いっきり楽しんでください。



2nd.集客フェーズ
つぎにどう人を集めるのかを計画します。いちばん大変なところで、手を抜くと痛い目を見るところです。

ここで大事なのは、ポップアップの人数程度も埋められないなら企画自体に問題があるか、呼びかけ方がマズイか、ということ。

端的に言えば、魅力がないと人は来ない、というシビアな現実が可視化されます。

だからと言って無料配布みたいなことをすると今度は自分たちがつらくなる。適正な価格で来てもらう、というのがいかに難しいか...それもまた勉強です。

そんな大変な集客フェーズのポイントはこちら。

B1.プロモーションはどうする?
B2.集客リストを作ろう
B3.キャンセル待ちリストを作ろう
B4.情報はストックできるようにしよう
B5.呼びかけは何度もしよう

まず、B1.プロモーションはどうする?を考えます。

基本的には友人知人への案内から始まり、SNSなどへ情報を流すのが主な告知導線になるでしょう。ここで今までちゃんとSNSでコツコツと情報発信していたかどうか?が問われて来ます。

逆算すると...ポップアップ開催の3ヶ月前くらいから動き出してギリギリ、欲を言えば半年前くらいからジワジワとSNS周りで動いておくのが吉です。

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B2.集客リストを作ろう、B3.キャンセル待ちリストを作ろう、B4.情報はストックできるようにしよう、はまとめて片付けましょう!

楽なのはGoogleDriveの共有設定を利用して、随時更新できる声がけリストと予約リストを共有。同じ人に何度もDMしたりを避けつつ、ご案内もSNSにどの程度流すのか、などを決めていきましょう。

集約リストはいわゆる見込先の営業リスト。来てくれそうな人に個人的にお声がけする方法。

キャンセル待ちリストは万が一の保険で、キャンセル出たときのご案内を優先してしますよ〜!という連絡先を抑えておきます。ポップアップはキャンセル出ると取り戻すのが大変なので、ここはマスト!


そして集客のコツですが、B5.呼びかけは何度もしよう、が基本にして王道。

うざがられてもあまり気にせず、定期的にお声がけをしてください。



3rd.接客フェーズ
企画もできた、集客もできた、あとはポップアップ当日へ向けての準備です!

当日までに準備したいことは以下の4つ。

C1.タイムテーブルを作ろう
C2.トラブルは記録していこう
C3.感想をもらえる仕組みを入れよう
C4.次回やその先へつなげよう

まずはC1.タイムテーブルを作ろう、です。ここすごーく大事!

タイムテーブルには、時間とやることはもちろん、必要な道具や食材、必要な行動(BGM設定する、洗い物、食材チェックetc...)も一緒にまとめておくと良いです。

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タイムテーブルと同時にC2.トラブルは記録していこう、の為にトラブルシューティングリストも作っておきましょう。

たとえば、雨天荒天の時は?もしもお皿が割れたら?お客様が酔っ払って暴れたら?地震が来たら?火事の時は?緊急時の対象方や連絡先リストがあればいざという時も安心です。

そして、どれだけ想像力を張り巡らせても思いもよらないトラブルは起きるもの...

起きてしまったものは仕方がないので、原因究明して試した解決方法や結果をメモっておきましょう。そのメモは、きっと未来の誰かを救います。


C3.感想をもらえる仕組みを入れよう、はポップアップの目的の一つです。記入しやすい感想シートでも良いし、会の締めに1人ずつ感想を聞く時間を作ってメモをとるなどでも良いでしょう。

そしてC4.次回やその先へつなげよう、ではフライヤー程度でも良いので会の内容をまとめたものを配布し、そこにQRコードやハッシュタグを入れ込んでシェアしてもらったり感想noteを書いてもらえるようお願いしましょう。

感想note(UGC)を書いてくれたのを見つけたら、100円サポート入れるの喜んでもらえるのでオススメですよ!

ここで交流のきっかけができたので、理想的には次回開催のアナウンスもここでできてそのまま次回予約が取れれば本当はベストです。が、なかなか現実的には難しい。

なので、ここで時間あけて脱落されないように工夫するのも重要です。

・ポップアップ開催数日後にレシピnoteを公開
・一週間後に舞台裏や反省会noteを公開
・もらった感想のシェア(許可はとってから)
・次回の構想の話

ここら辺を3-4日に1投稿くらいずつ小出しにできると良いですね。

興味を減衰させず、記憶がフレッシュなうちに次のくさびを打ち込んでいくイメージです。


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以上、まとめると上記のような流れになります。これであなたもポップアップができますね!

実際にやってみると、人って集めるの難しいし、お金払ってもらうのってさらに難しい、準備大変だし、告知もめんどくさいし...飲食店さんとかお店やってる人、ほんとすごいな...と思うハズ。

でも、チャレンジしてみると色々と見えることやわかることもありますし、何より自分が企画したポップアップにハマる人が出て来て喜んでくれる姿を見るのは嬉しいもんですよ!

というわけで、サークル参加お待ちしております!

今日の定額マガジン読者さん向けのオマケは、ダウンロードできるPDFでポップアップの3フェーズを書けるシートです!

サークルのメンバーに配布するように作りましたが、定額マガジン読者さんにもお配りしますね。ながめてみてください。

今回はここから定額マガジン向けです!
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