見出し画像

お店が収入を分散化する方法

自分のお店って憧れますよね?

でもやってみると実際は固定費はかかるわ初期費用も高いわ、お店開けないと商売にならないから拘束時間は長いわ、結構たいへんなんです。

で、小売店にしろ飲食店にしろ観光宿泊業にしろ、リアル店舗でのビジネスって基本的には労働集約型なんですね。

つまり、場所に人がいて成り立つモデル。

例外的に無人営業のお店やコインランドリーなどがありますけど、基本的には人と物が集まってお店になっています。

そうなると...売上を最大化しようとすると、営業時間を伸ばしてなるべくたくさんお客さん呼んで、モノやサービスを売りまくる、という答えになりがち。

でも、ほんとに大事なのは最大化ではなく最適化なんです。

じゃないと労働集約型は即ブラックまっしぐら、倒れたりスタッフが抜けたら終了の脆弱なモデルになりがち...

今日はそんなお店のビジネスモデルを、他にもこんなことをすることでリスク分散&付加価値に変えていく方法のお話です。


他にはどんな手段がある?

まず、店頭での売上以外にどんな手段があるでしょうか?

まず考えられるのは、アイドルタイムの箱貸しです。

もちろん不動産の契約によってはサブリースの禁止がされてたりするので要確認ですが、定休日や営業時間外の貸し出しはニーズとうまくあえば仕入れほぼ0円で売上が立ちます。

コンテンツ作りのために撮影貸ししたり、料理教室やポップアップレストランとして貸し出したり。借りたいニーズ、意外にたくさんあるかも?

他には飲食店ならUBEREATSなどの宅配、店頭でのテイクアウト販売で席数に縛られない売上を立てたり、ケータリングや出張調理などの出向く方法もありますね。

保健所の許可がとれていれば、製造系もいいです。自家製の惣菜や調味料、ジャムやスイーツetc...通販は発送手間はありますが、高単価のセット売りなど工夫すれば手間以上に売上を立てることも可能です。

なにより、ネットショップなら24時間お店が勝手にオープンしてくれます。これはリアル店舗の運営ならありえない機能ですよね。


他にも店舗=人が集まる場所なので、有料で広告枠を作るのも手です。メニューの中に入れる、テーブルトップに掲示するなどの方法で訴求できるなら、掲示したいという企業もあるかも?

それこそアプリDLでお会計〇〇円OFFみたいなのって、居酒屋などであれば注文の待ち時間もあるのでそこでDLしてもらう方法は意外にいける気もします。

あの手のって獲得単価が100-300円/1人なら企業側も予算内だったりするので、より濃密に時間を使ってもらえる店内空間ならいける気もします。


さて、ここまでは箱側のお話。
では、運営する人側はどうでしょうか?

出張調理なんかは人資産の現金化ですね。

そう考えると、レシピ提供やメニュー開発、こうしたnoteなどでのノウハウ販売、仲介やコンサルなんかもできそうです。

ほかにも得意分野の技術があれば、たとえば写真がうまいならメニュー撮影を受けたり、ストックフォトで写真を販売したりもできますね。

【お店の営業以外で稼ぐアレコレ】
・店舗の箱貸し
・テイクアウト販売
・宅配
・通販、ネットショップ
・ケータリング
・出張調理
・コンサル
・仲介
・メニュー開発
・レシピ提供
・ノウハウ販売(有料noteなど)
・ストックフォト
・広告枠化
※許認可がいる業務もあるのでご注意を

営業時間と席数に縛られないために

お店以外で稼ぐ方法って意外にたくさんありますよね?

で、もしかしたらお店やるより他で稼ぐ方が性に合ってる...ってパターンもあるかもしれません。

でも逆に、他でも稼げるからお店をおもいっきりできる!というパターンもあるかも。

最高の売り上げを目指すなら、毎日長時間あけて常時満席で回転数をMAXにするのが理論上はいちばんです。

でも、他にも稼げる手段があれば、最高ではなく最適を目指せるのではないでしょうか?


長すぎない労働時間で、回転ばかりを重視せずに丁寧な接客をして、原価を抑えすぎず、理想的な商品とサービスを提供する。

これだけ書くと綺麗事で、そんなことしてたら店潰れるわ!となるんですが、店だけで稼がなければ可能かもしれません。

むしろ、お店は他の稼ぐ手段のためのプレゼンテーションとしての場だとしたら?

そう考えると、お店があるからこそ自分の技能を売り込めて差別化もできる、ダイレクトにお客様の反応も拾える、というお金を払ってもらって商談に来てもらうような上手なサイクルが作れるかもしれません。


もしもお店がダメでも生き残る!

最終的にはココだと思うのですが、稼ぎ方を場所=お店に依存しないのが大事なんですよ。

感染症による自粛ムードはまさしく災難ですが、そうじゃなくても地震や台風はありえますし、隣が火事だして営業できなくなったり、車が突っ込んだり、ある日突然スタッフが全員辞めたり、お店っていきなり営業不能になる可能性がぜんぜんありえます。

お得意様の会社が移転したり、駅の出口が改装されて場所が変わったり、自分たちではどうしようもない外的要因でガツンと売上が下がったりするのが箱商売の弱点です。

でも、そうした弱点も裏を返せば近場のお客様にリピートしてもらったり、つながりがつながりを呼んで紹介してもらえたり、場所があるからこその良いこともあります。

だからこそ、お店に依存しすぎない稼ぎ方を作っておくことは、お店も含めた事業すべてに良い影響を与えられます。

お店も含めた理想的なライフスタイルをつくるために、お店以外の稼ぎ方もちゃんと育てておく、50:50くらいにできたらお店の運営の仕方や意識もかなり変わりそうです。


もちろん、理想論なのでそううまくはいかないかもしれませんけどね。

でも、お店以外で個人的に毎月10万円の利益がでる小さな事業を3本作れれば、お店の運営の仕方って結構変わるんじゃないですか?

そんなふうに上手にお店を運営しながら自分の仕事をつくれる人が増えたら、街の雰囲気がもっと良くなるんじゃないかな?と最近よく考えています。

収益分散はリスク分散です!
「♡」を押すと、次回更新の予告が出ます。
オマケのある時はたまにオマケ予告も出ます。

いただいたサポートでnote内のクリエーターさんを応援!毎月末イチオシの新人さんを勝手に表彰&1000円サポート中🎉 あとはサポートでお酒や甘味で妻や娘のゴキゲンをとります。 twitterは @OFFRECO1 Instagramは @offreco_designfarm