あなたを雑誌や本に例えたら、どれになりたい?
もしも、あなたが本屋さんに並ぶ雑誌や本だとしたら...どんな本になりたいですか?
ゴシップ満載で芸能人のスキャンダルやヤリ手社長の没落劇をおもしろおかしく書き立てる週刊誌?
派手さはないけどマニアックな情報が網羅されてる、ニッチな専門誌?
ファッション誌もあれば、占いの雑誌やレシピ本、くらしのカタログみたいなライフスタイル誌もありますよね。
ファッション誌でも、育児が始まればワーママ系やキャリアOL系なんかに変わったり、雑誌って色々ありますよね。
これって要するに、何の情報を編集・発信していきたいのか?って質問なんです。つまりSNSをどう使って、どう見られたい=読まれたい?という話です。
ネット上の発言はすべてが記事
つまりネット上の発言って、あなたという1冊の雑誌の記事なんです。そして、数多ある他の人のコンテンツ=雑誌に対して、どんな反応をするのか?も記事として織り込まれていくんですね。
例えば、芸能人の不倫や育児やお金のアレコレに対して「コレってこうだよね〜」という発言ばかりを集めると、ゴシップ系の週刊誌みたいになりますね。
トレンドのファッション、グルメなんかを中心に集めていくと、ライフスタイル誌。
ファッション特化、グルメ特化、スポーツ特化etc...1ジャンル特化の専門誌。
政治や経済や業界のもろもろを発信していくならビジネス誌。
お金の話ばかりのマネー系もあれば、延々とクロスワードパズルだけ掲載するパズル雑誌なんかもあります。
つまり、すべての発言や言動が、自分という雑誌の記事ってことです。どんな発言やどんな行動をするのか=どう企画・編集していくのかで、どんなカラーの雑誌になるかが決まっていきます。
出版の方法も色々で、ほとんどの場合は地腹の自費出版。中には仕事で稼いでPR誌としてフリーペーパー的に出す人もいますし、noteだと同人誌的に値付けができたりもしますね。定額マガジンや有料マガジンなんて、まさしく同人誌です。
スポンサーとの関係は明示すべき?
しかし多くの場合、雑誌は雑誌そのものの売上では成り立ちません。広告をだすスポンサーがいて、その広告料で収益をまかなっています。
当然ですがスポンサーの意向=自身の社会的なポジションでの制約もあるでしょう。雑誌を情報発信をする個人に置き換えてみても似ています。
会社員なら生活の報酬は会社が支払っているわけで、会社の意向に沿わない発言は責められたり最悪の場合は解雇もあり得ますね。「発言は所属組織とは関係ございません」みたいな一文を自衛のために書いている人もいます。
では、社会的なつながりやスポンサー関係を明らかにせずに匿名でフリーペーパーみたいにすればいいのでは?と思いますよね。
逆に考えてみてください、社会的なつながりが不明で、版元も不明、謎のビラを覆面や着ぐるみが手渡してきたらどうでしょうか?はい、不気味ですね。
ペンネームの同人誌のような情報発信もアリですが、匿名かつ社会的なつながりや関係性が一切わからない人のネット上での情報発信って、モザイクの着ぐるみでビラを手渡ししたり、発行元不明のダイレクトメールをいきなりポストインするようなもんなんです。怖いですね。
どんな雑誌を出したいかを意識しよう
インターネット上での情報発信が自分というメディア=雑誌だと考えると、どんな発言やどんな反応をすればいいのか、どんなコンテンツを作るべきなのかが考えやすくなりませんか?
週刊〇〇は、この話題を扱うべきなのか?
この連載は人気がイマイチだからそろそろ畳んで、次の企画を考えないと...
読者さんへのプレゼントを企画したり、タイアップ記事を作ったり、リアルイベントを計画したり、色々なことができますね。
逆に言えば、炎上に参加して発言してみたり、誰かの発言の至らない点を揚げ足をとってみたり、エビデンスの弱い反論を投げてみるのって、本当にあなたという雑誌に載せちゃってもいいものなのでしょうか?
もしも、あなたが本屋さんに並ぶ雑誌や本だとしたら...どんな本になりたいですか?
これを頭の片隅に置いておくと、本当に自分が発言すべき内容が何なのか?がわかるかもしれませんね。
その積み重ねが自分自身のブランディングであり、どんな企画をどんな人に届けるかを調べて考えて計画するのがマーケティングです。
今日からでも全然遅くないので、ちょっと自分自身がどんな雑誌を出したいのか?を考えてみてください。結構楽しめますよ。
このnoteは自費出版の同人誌って感じです。
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