我がいとしのリンクリン〜暑い休日の昼下がりに冷やして飲むのに最高の白ワイン〜
なにがでるかな、なにがでるかな、はい!好きな物の話〜♪
これほど鉄板でネタがない時の頼れる話題もないだろう。好きな物の話だ。個人的嗜好の垂れ流しでいっちょあがりなので、お気楽かつお手軽かつ愛も込められて一石三鳥。
で、僕は結構気が多いので好きなものがたくさんある。
ハマりやすいしハマるとズブズブ行くので、わりと色々なことをチマチマ調べて知っていて、身近な人からは雑学王的ポジションで重宝されていてヤマペディアと呼ばれている。
そうそう、好きな物の話だ。
好きな物と言っても本当に色々あって、食べ物なのか収集物なのかライブとかそういう体験系なのか、ジャンルの数だけ好きがある。だからほぼほぼ無限に体力と時間が尽きるまで書き続けられるのだけれど、今日はワインの話にしよう。
趣味としてのワインをおすすめする話は以前にもガッツリ書いた。
正直言えば、ワインの話は僕の投稿の中ではトップクラスに読まれていない=読者からまるで期待されていない話だろう。
僕は別にソムリエでもなければワインエキスパートでもなければワインアドバイザーでもない。この3つの資格が飲食店でのサービス担当であればソムリエ、販売や輸入などの流通商売系ならアドバイザー、それ以外の趣味の人はエキスパートという同じランクの資格だという事を知っている程度のレベルだ。
とはいえ、一時期は2〜3日に1、2本のペースでワインボトルを空けていて、人生でトータル500本に迫るくらいは飲んできたのでそろそろワインが趣味と呼んでも良い気がしている。
好きなワインはシュチュエーションによる
そろそろこのクソ冗長な前段の話で興味ない人は読み飛ばしてどこかへ行っているだろうから、本題の好きなワインの話をしよう。まぁ、いいから聞けよ。
まず、この美味さをみんなにも知ってほしいという気持ちと、感化されて買われたくない知られたくないという相反する気持ちがある。複雑だ。
そして、好きなワインを教えて欲しいと言われたら、オタク的にはやはりシチュエーションと予算を聞かないと回答できない。それくらい、どんな相手とどんな状況で飲むのかが得られる感動に大きく影響する酒だと思う。
今回紹介するワインはわがやで夫婦での晩酌をする時の定番銘柄であり、本数でいえば箱買い=12本を一気に買っても後悔しないし、むしろ10本くらいは普通に消費してしまうようなワインだ。
このワイン、おすすめのシュチュエーションはちょっと暑い季節の休日の昼下がり、少し遅めの昼食で買ってきた惣菜の揚げ物をあたためなおしてつまみつつ、気持ち冷やし目の7〜8℃前後で気だるく飲みたいワインである。
まさしく、このゴールデンな連休の中日、外出にもちょっと疲れて今日は人混みなんて行きなくない!という時に昼から飲むのにピッタリな気分の1本!
ちなみに惣菜の揚げ物はRF1のコロッケがお手頃で美味しいのでオススメ。欲を言えばRF1のホタテのフライ(季節限定)だと最高だが、いかんせんこちらはホタテのフライ1個で安い弁当が買えるくらいセレブな食べ物なので気軽には勧められない。
あとは自炊の余裕のある人は、この時期なら花の咲いたズッキーニの花にチーズを詰めてカラッと揚げてあわせて欲しい。きっと天国にいける。花ズッキーニ自体がそもそも都内ではほぼ入手不能なので、ズッキーニ畑が近所にある選ばれし者だけが味わえる特権だ。
リンクリンというドイツの白ワイン が最高な理由
肝心なワインの銘柄だ。この白ワインの名前はドイツのリンクリン という造り手のワインであり、ぶどうの種類はミュラートゥルガゥ(リースリングとシャスラ・ド・クルティリエールの交配種らしいがほぼリースリング寄りの味わい)、造りはローサルファーつまりは低農薬で作られておりビオっぽいピュアさがある。
そして、輸入元がビオ系の大手であるラシーヌであり温度管理も信用できる。
しかもスクリューキャップで気軽に飲める。スクリューキャップはブショネ(コルク汚染)のリスクがないので安心だし、値段も1本2000円でお釣りがくる。
ドイツ地域でもアルザス寄りの地方の賄いワイン的位置付けの品らしく、ぜんぜん化粧っ気のないスッピン田舎美人といった感じ。田舎娘だが気丈かつ酒に強いタイプで、飲みながら時間がたって温度があがってきてもダレない。
香味も複雑なタイプではないので、ワイングラスで空気に触れさせながら香りを開かせて飲むとかのワンアクションが不要。なんなら普通にコップ酒でOKという敷居の低い感じがフレンドリー。酔っ払った後に自宅でワイングラスをトレシーで拭く手間がかからない。
ワインに興味のない人は、このワイン系専門用語の連発にお前は何を言っているんだ?と思うだろう。(もしも理解できてウンウンと頷いてくれる人がいたら、ぜひ一緒に呑みたいのでDMくださいお願いします。)
そう、ワインって本当に奥が深いし歴史があるので、楽しみ方の幅も広くかつ深い。ワイン沼は本当に深遠であり、底なしに楽しめるし、なんならお金も底なしにかけられる。
そんな中にあって、値段が高いから美味い訳ではないのがワインのおもしろいところだ。
値段×味わい×汎用性=ワインの魅力
この1本2000円を切るドイツワインは価格でいえばお手頃価格帯。車で言えば軽自動車くらいのレベルだ。ちなみによく聞くロマネ・コンティはフェラーリの限定車くらいだと思ってくれればいい。
軽自動車には軽自動車の、フェラーリにはフェラーリの良さがあり楽しみ方がある。
そんなお手頃な値段だが、ちゃんとスッキリとジューシーなブドウ感と、何か爽やかなハーブみたいな香り、後味にはハチミツのようなかすかな甘みもある。(適当)
低農薬らしいピュアさといい、いわゆる安い白ワインにありがちな酸味や苦味が悪目立ちした感じがない。主張も強すぎないし、色々な料理にあう。
もうね、欠点が見当たらない。毎年10本ずつくらい買っているけれど、ヴィンテージ=生産年によるクオリティのブレもない。ボトルの個体差もほとんど感じたことがない。これは自然物であるブドウを醸造して作るワインにあって、驚異的な事だと思う。(ワインって高いやつでも普通にボトル差、ヴィンテージ=生産年で差が出る。)
唯一の欠点は買いづらさ
あ、一個だけ欠点があったわ。意外とマニアックな銘柄のせいか、街中の酒販店や酒コーナーで見かける事がまずない。
買おうと思うと通販一択。おまけに扱っているお店がマニアック寄りのお店が多く、下手するとAmazonや楽天などの大手モールにはあんまり出店していなかったりで、買うためのハードルがちょっと高い。送料もかかっちゃうし。
つまり、呑みたい気分のときに気軽に買えない。
やっぱりワイン系の輸入大手はエノテカとかモトックスとかなので、そこらへんの扱う大量輸入系チリワインみたいなポジションにはなり得ない。
だからうちではまとめ買いしてセラーに放り込んでいるのだけれど、友人知人にオススメしたところで見かけて気軽に買って飲む事はできないし、なかなかリンクリン ファンの同志とも出会えていない。
そんなわけで、暑い休日の昼下がりに冷やして飲むのに最高の白ワインのご紹介でした。
ここまでオススメしたしアフィリエイトの一つでも貼ればいいじゃないかと思うのだけれど、正直競争が増えて買えなくなるのはうちが困るのでアフィリエイトは貼らんっ!
でも、最後まで読んでくれてありがとう。最後まで読んでくれたあなたとは楽しく一緒に飲めそうな気がする。
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