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ガソリンスタンドからサービスステーションへ?

 久しぶりにガソリンスタンドに行った。実に久しぶりである。

 感染症の蔓延で、外出の機会が減った。特に、遠くまで車で出かける機会がめっきり減った。だからガソリンがあまり減らない。かつては頻繁に給油に行っていたのに、数か月に1回行く程度になってしまった。

 折から、ガソリン価格が高騰している。価格の表示を見ると、「ずいぶん高くなっているな」と思う。ただ、給油回数が減った分、おしなべて見れば正直あまり懐の痛みは感じない。しかし、仕事で車を使わざるを得ない業界の人にとっては大変だろうと思う。

 今回行ったのは、給油ではなく車検の手続きのためだ。

 車検の手続きだけで行ったのに、保険の乗り換えや、オプション作業なども勧められた。以前と比べてずいぶん商売熱心だと思った。事務所の中を見回すと、レンタカーや車のリース、タイヤやアクセサリー、メンテナンスのパンフレット、中古車の売買に関連する案内などもある。要するに、新車を売る以外、車に関係するあらゆることで商売しようとしているのがわかる。生き残り戦略なのだろう。

 "ガソリンスタンド" が "サービスステーション" と呼ばれるようになったのはいったいいつからだろうか?だいぶ前からのような気がする。

 しかし、申し訳ないがこちらの意識は、いまだ "ガソリンスタンド" のままである。おそらく、世の中の多くの人たちの意識も同じようなものではないかと思う。あの場所が、ガソリンを入れるところだけでなく、車に関することなら何でも扱っているところという意識付けができるまでまだだいぶ年数が必要な気がする。

 先日のCOP26会議で脱ガソリン車への世界的な動きがもう後戻りできないところまできていることが決定的になった。10年後には、ガソリン車は "絶滅危惧種" になっているだろう。20年後には、ほぼ絶滅ということになっているのは間違いない。

 それまでに "ガソリンスタンド" は "サービスステーション" へと完全に脱皮できるだろうか?

 そんなことをぼんやりと考えながら、次回の車検までには車を買い替えようと計画している。次に買うのは、電気自動車か水素自動車か?ハイブリッド車も選択肢に入っているが、残念ながらガソリン車は始めから除外している。

 これでますますガソリンスタンド、いやサービスステーションに行く機会が減りそうだ。

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