こんにちは
イデアレコードの左川です。
本屋で平積みになっているのを見て気になったので買ったのが「百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術」。読書や読書法等について様々な視点から語る本書は、本への愛が溢れんばかり語られたものでした。ライトな自分には少々重たいぐらい。。。
紹介文を読むとすごく高尚で難解な雰囲気が漂ってくるが、実際に読んでみると想像はすぐに裏切られる。わかりやすく簡潔な文章がテンポよく繰り広げられていく感じで構成されており、サクッと読める。A面・B面といった表現も使われていたり、けっこう俗っぽかったりする。また少年や記者時代などの昔話もエピソードとして繰り返し語られているのだが、なぜか嫌味な感じがせずに親近感が沸いたりする。
それは自分を語っているのではなく、自分の好きなものを好きなように語っている、からだろう。本書を読んでいくうちに、自分自身も本がさらに好きになり、語りたくなってきたりする。
きっとそれは溢れんばかりの本への愛の影響に違いない。