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私と息子の発達障害1-2

3)息子のADHD
 私の息子は平成元年生まれです。小学校6年生の時に #ADHD 及び#LD と診断されました。我が家は夫、私( #自閉症スペクトラム : #アスペルガー症候群 )、息子の3人家族で、夫はややADHD寄りの定型発達だと思われます。

 息子のADHD( #注意欠陥多動障害 )には次のような特徴が見られます。
・子供の頃はいきなり飛び出す・走り出すなど予期せぬ行動が多く、常に手を強く握っていないと危険な状態でした。
・教室では先生の質問が終わらないうちに大きな声で答を言ってしまいます。
・食事の間座っていることができず、小さい頃は半分ぐらい残していました。
・人の話を5分以上聞いていることができません。
・人にからかわれるなどすると、すぐに手が出そうになります。
・強い光が眩しく、また雑多な音がする場所が苦手です(視覚・聴覚過敏)
・イメージを丸ごと記憶できます。アドリブが得意です。
・いやなことを思い出しては落ち込む、を繰り返します。

 子供の頃はよく「ゲッ」と吐きそうな声を出していました。ストレスによるチック症状だということです。

4)息子のLD
 LD( #学習障害 )は、全体的な知的発達に遅れが見られないのに、学習の特定分野だけが苦手なことを言います。息子は #書字障害 を中心に、聞き取りと計算にも障害があります。

・文字はひらがなとカタカナは書けますが、漢字はごく易しいもの以外は書けません。英単語も書けません。書き写す能力そのものに問題があるそうです。逆に読字は速く、概要を把握することが得意です。パソコンなどで文章を書くことには支障がありません。
・聞き取りは5分以上は記憶に残らないようです。(知能検査による)
・計算は暗算が苦手で、簡単な計算でも指を補助的に使っています。

 学校時代はまだタブレットなどがなく、宿題なども手書きが求められていたため、パソコンで下書きを書いてそれを苦労して手で写して提出していました。

 こうして書いてみると、大変なことばかりのように見えると思いますが、短所はひっくり返せば長所となるものです。
 私は常にものを考えるため慎重で用心深く、またパソコンのような「理解すれば使える」ものと相性がよく、人の気持ち(がわからないので)をあれこれ気にせず考えを言うことができます。
 息子はあれこれ考えずにすばやく行動することができ、一度に広い範囲のものが見え、誰にも親しく声をかけることができます。

 私達発達障害者は、ある意味個性的な才能の持ち主であるとも言えるでしょう。
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「発達障害」については私なりの理解による個人的見解ですので詳しいことは厚労省のサイト等でご確認下さい。

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