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まずはカッコいい中年を目指す

昨日の夜は友人のバンドのライブを聴きに行った。

メンバーは40代~60代。メインボーカルは艶のある60代のおやじ。(愛をこめて敢えてそう呼ばせてもらう)声の質がジュリーに似ている。もしかしたら歌い方も似ているかも知れない。ダンディーな部分も似ている。私的にはジュリーよりもダンディーだと思う。あれ?褒めすぎ?ちなみに「ジュリー」って書いたけど、「ジュリー」って誰?という世代もいるんだろうなぁ。

自分で薄々気づいていたけれど、私の永遠のキーワードは「カッコいい」らしい。物事の尺度や価値とか選択基準とか好き嫌いとか、すべての基準は「カッコいい」。

仕事に対する姿勢がカッコいい。立居振舞がカッコいい。会計時の支払いのタイミングがカッコいい。タクシーを捕まえる姿がカッコいい。お酒の飲み方がカッコいい。人に対して分け隔てなく接する態度がカッコいい。髪をかき上げる姿がカッコいい。ラーメンをすする姿がカッコいい。歩く姿がカッコいい。等々。

あぁ、カッコいいを連発するってなんだか頭が悪そうだなぁ(笑)

「他の語彙が出てこないんかい!!」そう突っ込む自分がいる。

やっぱり、文章を書く身としてはどうしてもそう思ってしまう。だから「カッコいい」を書くときはちょっと緊張感が走る。「いいのかぁ? そんなに使って・・・」と。

でも、カッコいいはカッコいいだ。

恰好がいいとは違う。

かっこいいとも違う。

「その差って何よ?」と言われそうだけど

私が好きなのは

「カッコいい」なのだ。

だから、

カッコいい大人を前にすると当然私は血が騒ぐ。

言葉は汚いが

「うわぁ まじカッコいいじゃん! すっげー」

と中年女性が間違っても口に出しちゃイメージダウンの言葉が頭の中で巡っているわけだ。

と、

ここまで書いて気がついた。

容姿がカッコいい。

この言葉が出てこなかったことに。

容姿なんてね、たまたま備わって生まれてきたもので、若いころには強力な武器になるけど、中年になったら「たまたま」の魅力は続いていかない。これは私の周りにいる人をみてもそう思う。もちろん、「たまたま」をづっとキープして生き方も魅力的な生き方をしている中年は最強だけど、案外「たまたま」の人たちは若いころの栄光にしがみついて下り坂っていう場合もあるから。「たまたま」の恩恵に預からなかった若者は、他で頑張ろうとするからね。中年になるといい味出してくる人が多いんだと思う。だから、若いころよりモテてますっていうアラフィフ、アラフォーって結構いるんじゃないかな?ちなみに私は「たまたま」がなかったグループなので、これは贔屓目な意見かもしれないけれど。

昨日のライブで自分のキーワードを再確認して、自分もカッコいい中年になるために頑張ろう!!と勇気をもらった夜。カッコいい大人たちが真剣に遊んでる姿って「やっぱ、めっちゃカッコいい!」のだ。




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