見出し画像

塩別つるつる温泉に宿泊して、心身共にツルツルになった話

北見にある温根湯温泉郷。
温泉天国北海道の中にあって地味な印象があるかもしれません。
しかし隠れた名湯が沢山あるのです。
その中の一つが今回ご紹介する「塩別つるつる温泉」です。



建物

札幌から260Km、約4時間かけてやってきました。
国道39号線沿いにある、大きなつるつる温泉の看板を目印に左折します。
500mほど走った突き当りに看板と同じロゴの建物が見えました。

宿泊と日帰りで入り口が別れていて、右側が日帰り専用入り口です。

少し時間は早かったのですが、中に入るとフロントの男性が2名挨拶してくれました。
感じが良いので、この時点で良宿の予感がします。
簡単な説明のあと自分で荷物を持ってお部屋へ。
今回は本館の2階和室です。
本館は風呂や食堂にも近いから選択しました。
本館というくらいですから、古い部屋を覚悟していましたが、内装は新しくされており清潔感があり快適に過ごせました。
当日の北見は30度超え。道内で一番暑かった地域ですが、エアコンも完備されていました。(北海道の宿では今でもエアコン無しが結構あります)

最初カーテン横の張り紙に「冷房暖房の温度調節」と書いていたので、てっきりエアコンのかと思ったら全く調節できず。出入り口付近にリモコンありました…。


鍵は2本なのが嬉しい。洒落た木製透かし彫りが付いています。
座敷椅子が2脚。これも年配者には嬉しい。

浴場「竜神の湯」


本館と1階にはエレベーターもあるので、還暦間近の私にはとても助かります。
浴場は2箇所あって日帰り温泉で利用できる露天付き大浴場と14時以降は宿泊者専用の「竜神の湯」があります。(14時までは日帰りでも利用できます)
なのでまずは当然「竜神の湯」へ。

扉を開けた瞬間に鼻孔をくすぐる硫化水素の香り(硫黄臭)が芳しい。
浴場はこじんまりとした内湯のみですが、透明で美しい湯が掛け流されている。
たっぷり全身にかけ湯してから、浴槽に浸かる。
湯の温度は39度くらいでしょうか。適温です。
噂通りツルツルの触感。
窓の外には森が広がっており癒やされますね。
露天もサウナもありませんが、つい長湯したくなる名湯です。
チェックイン早かった分、30分以上独泉することができました。
日帰りでごった返す入浴では、宿泊のメリットも半減です。
その意味でも満足度の高い入浴でした。
入浴後もなかなか汗が引かない保温性も素晴らしい。

夕食

夕食は食堂で頂きます。
館内や浴場が静かだったので、気づきませんでしたがほぼテーブルは満席で平日に宿泊したことを考えると人気の宿なんだなと改めて感じました。

メニューです。

天ぷらとご飯物以外は既にテーブルセットされていました。

色々野菜の冷やし鉢。ニシンとの組み合わせが楽しい。


お造りはホタテ、カンパチ、マグロ


牛肉の朴葉焼き。本州だと枯葉状態なので緑の朴葉で焼くのは初めてみました。


揚げ物。オクラの中にエビすり身が入っていた。


道産牛のビーフシチュー


デザートの訓子府アイスクリーム。メロンはサービス♪

高級な食材はありませんが既製品感がなくて、どれも工夫されていてとても美味しい。
レストランスタッフの皆さんも全員感じが良いです。
写真撮り忘れましたが、お酒も比較的リーズナブルでした。
ホタテの塩辛やカニ味噌で日本酒も捗ります。
すっかり酔ったので、デザートはお部屋で食べたいとお願いしました。
すると「メロンはサービスです」とアイスクリームにプラスして赤肉メロンが!
おかげで部屋ではウイスキーが飲まさりました。

大浴場

画像は公式HPよりお借りしました。

朝は大浴場で入浴しました。
内風呂には大きな浴槽と寝湯、打たせ湯があります。
竜神の湯より少し熱い気がします。
ここでも大量の温泉が掛け流されています。
シャワーも源泉が使われていて大好きな硫化水素臭が香ります。
塩素の匂いがしない温泉って、なぜか幸せな気分になりますよね。


画像は公式HPからお借りしました。

露天風呂も素敵です。
こちらも少し熱い42度超えのお湯が掛け流されています。
森がすぐ近くなので鳥の鳴き声が絶え間なく響き、エゾリスが走り回っていました。


脱衣所で飲泉が楽しめます。必ず飲みましょう。
ウイスキーとブレンドして炭酸で割ると源泉ハイボール。お部屋で持参したウイスキーで試したらホント美味しい!
PH9.6の強アルカリ性!

朝食


夕食と同じ食堂で頂きます。
朝食はバイキングです。
メニューは焼魚、煮物、サラダ、たまご料理と一般的なものですが、どれも美味しく満足します。
朝もスタッフの方が感じ良いです。特に年配の女性スタッフは笑顔で「昨日は暑かったですね!」「コーヒーお部屋で飲まれるなら紙コップ持ってきましょうか?」といった気配り、声掛けが素晴らしいと思いました。

再訪決定!塩別つるつる温泉は噂通りの名湯でした♪


このように塩別つるつる温泉は
お湯が激しく素晴らしい!
食事が美味しい!
人が温かい!

の三拍子揃った名宿でした。
その上お値段も手頃です。(一泊二食1万4千円〜)
札幌からは若干遠いですが、近くには有名な「北の大地の水族館」や「きつね牧場」が併設された「道の駅おんねゆ温泉」があります。
またさらに近くには24時間営業の日帰り温泉「夢風泉」や「一羽のすずめ」(数年前宿泊しましたが素晴らしいです!)があります。
少し離れると「大江本家」「ポンユ三光荘」といった名湯もあります。
湯巡りも楽しめるんです。
心も体もツルツルになりたいという方は、塩別つるつる温泉に来ることを強くオススメします。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?