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学ぶということ

 最近、学ぶことに関していくつか感じたことがあります。羅列的になりますが、書いてみたいと思います。 

 行政書士という仕事は、あらゆる場面で勉強だなと感じています。相手のお客様が同じであれば、繰り返しの仕事というのが考えられますが、お客様が違えば、同じ申請のお仕事をお受けしても、お客様から頂く資料の内容や形式又はいただく方法なども違っていて、その違いに何かしらの対応が必要となります。お客様が同じであっても、お客様自体も日々変化されていて、新しい仕事をいただくことがあります。その都度、なにかしら学ぶことが多いなと感じます

 最近、貸金業務取扱主任者の資格の更新講習を受けました。講習を受けて感じたことは、民法、個人情報保護法、消費者契約法の改正があり、貸金業の世界への影響も大きいということと、インターネット技術等のIT の進展はフィンテックといった造語を作り出すほど、貸金業の世界でも影響を及ぼし、具体的なサービス提供が始まっていることに驚きました。例えば電子署名による電子契約はかなり身近におこってきています。行政書士は、まだまだ行政やお客様が紙の世界でいろいろな対応をしているところが多いので、パソコンを使っていたとしても最後は紙の書類の提出というのが、多いのですが、世の中のIT化の流れの相応に対応していかないと、ゆでガエルになってしまうのではないかと危惧してしまいます。たまたま、更新講習がなければ学ぶことのなかった世の中の変化でした。

 行政書士の有志が集まった勉強会があって、いつもは一つの本をテキストにした座学をやっていましたが、たまたまの成り行きから、小職が取り扱った具体的な相談事例をメンバーであれこれ考えてみる機会がありました。事例には相談の概略、自分の回答の内容、次の仕事へのアプローチといったものを資料としてまとめたものをたたき台として議論してもらいました。自分ではお客様にそこそこの回答をしていたつもりだったのですが、参加メンバーからいろいろな指摘があり、結構気が付かされることがありました。独りよがりはダメだなと痛感しました。そして勉強会に参加される行政書士もそれぞれ得意分野があって、そこから生まれる知見は貴重なのだなと思いました。行政書士の業務は広範囲にわたるので、知らないことも多く、それをカバーするには、色々な先生方の知見を利用することが、お客様の利益にかなうのだなと気づかされました。

 以上、最近の学ぶということに関連しての出来事でした。

 

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