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オーストラリアで学校の先生として1学期働いた感想

現在、オーストラリアのハイスクール(中高一貫)で、先生をしています。日本では、学校の先生を10年以上していました。

約1年かかったプロセスの末、オーストラリアで先生になることができました。

詳しくはこちら▽

フレッシュな気持ちを残していたいと思い、noteを書いています。

荒れています!

ズバリ!学校は荒れています。

私は日本で3校、オーストラリアで2校、学校で勤務経験があります。

こんな荒れている学校は初めて!

これまで日本で荒れいる学年やクラスはありました。40人いてもなんとかなっていたんです。

勤務校はオーストラリアでは平均の人数、20人ほどしかクラスにいません。日本の半分。

それでも収めるのが、日本の2倍も3倍も大変!

  • 人の話を聞かない

  • 自分の主張を繰り返す

  • 授業の準備を持ってこない(筆記用具さえ)

  • 制服をきちんと着ていない

  • 勝手に教室を出て行く

ざっと思いつくだけでもこんなに出てきました。

できたこと

最初はどうなることかと思いましたが、1学期間でできたこともありました。

それは、ほぼ全員に課題をやり切らせること。

こんな状態の生徒なんで、課題を真面目にするわけもありません。

課題をしない子には、横について、終わるまで付き合いました。課題が出ない子は、ホームルームにまでおしかけて、取り立て!笑。

日本でも粘り強く生徒に付き合うを信条にしていましたので、それが活かされました。

課題を終わらせる=達成できた

小さな成功体験を積ませ、それが成績に反映されるということを感じてほしいと願っています。

良いこともあった

荒れている中でも、良い発見もありました。

それは、私の英語をバカにする子が一人もいない。

ネイティブでないので、間違えるのは日常茶飯事。英語圏で育ってないので、生活に関する英語の語彙が乏しい。

時計の針って英語でなんて言うか、わかりますか?

私はそういった分野の語彙が苦手なんですが、説明すると生徒が教えてくれます。

その度に大げさなくらい、「ありがとう!私賢くなった!」って言うと、生徒もなんか満足げなんですよね。

お伝えしたいこと

まず、親子留学や単身留学で小中高を考えておられるご家庭は、学校選びを真剣にして欲しいです。

ハイスクール1年でだいたい300万はかかります。

こんな状況に300万投資する価値はありますか?

オーストラリア在住で、今後小中高に進学するお子さんがおられる家庭は、公立なら真剣に住む場所選び!

落ち着いたエリアは家も家賃も高いです。

私立の場合も早めに動くのが良いみたいですよ。

さいごに

学校が荒れていて、大変ではありますが、先生の仕事を辞めたいとは一切思いません。

こういった現実を受け、自分には何ができるかを考え、オーストラリアでも先生としてのキャリアを築いていければと思っています。

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