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日本の教員免許はオーストラリアで書き換えられるのか?

アラフォー元学校の先生、現在はオーストラリアのハイスクール(中高一貫)で学習支援のお仕事をしています。

やりがいもあり、毎日楽しいのですが・・・

こちらのツイートの通り、収入は日本にいる時よりもだいぶ減ってしまいました。

お金の問題だけではなく、オーストラリアの学校で働いていくうちに「自分もまた先生に戻りたい」と、強く思うように。

このnoteでは、日本(海外)の教員免許をオーストラリアで書き換えられるかもしれないということについて簡単につづっていきます。


はじめに

様々な州を調べれば調べるほど、オーストラリアと一括りにするのが難しい!ということに気がつきました。

▽こちらの記事でも取り上げていますが、オーストラリアはそれぞれの州でルールが違います。

オーストラリアは、教員登録というものをして、教壇に立つことになります。(オーストラリアで教育を受けた人も)

登録を請け負う機関の名前も州でマチマチだったので、教育委員会という言葉で表現しています。

知ってるか知らないか

私も数年前に調べたり、人に聞いたりして、

「日本の教員免許がオーストラリアで書き換えられるかも」

ということを知りました。

書き換えができる、できないは置いておいて、

この情報を知ってるか知らないかで、移住や留学の方向性も変わってくるのではないでしょうか。

海外の教員免許をオーストラリアのもに書き換え査定のだいたい

州によって違いますが、だいたいはこんな感じ。

・大学または大学院で教員になるための教育を受けている
・外国で受けた教育がオーストラリアの基準に合うかを査定される
→それに見合えば、教員登録が可能
→基準は公開されていない(私が調べる限り)
・英語圏で教育を受けていない者は英語の試験が課される
→IELTS(SL:8、RW7、Overall7.5)、ISLPR全セクション4
*VICはISLPRのPart testが使用可能(2023.8月追記)
*英語圏で高等教育を4年間受けた者は英語の試験は免除
*査定段階で英語の試験の証明がいらない州もある
*VIC、SA、WAではある一定の教育実習の日数が必要と明記されている

この記事を書くにあたって、NSW、VIC、QLD、SAという4つの州の条件をざっくりではありますが、読みました。

その結果が上記のようになっています。

例として、NSWの教育委員会のホームページはコチラ

必要書類を揃え、各州の教育委員会に提出。委員会で査定が行われます。

査定費用はだいたいこんなもん。ダメでもお金は戻ってきません。

※センシティブってなってるのは、不具合です。表示押してもらったら、NSWのホームページに飛びます!

【2023.6月追記】
WAもチラッと読んで、外国語の先生ならIELTS6.5でも良いというページを見つけました。こちら。詳しく読んでおらず、WA教育委員会にも確認は取っていません。

海外の教員免許についての調べ方

ざっとではありますが、日本を含む海外の教員免許をオーストラリアで書き換えられるかも!?ということはわかっていただけたでしょうか。

では、ここからは、お住いの州(これから来られる方はその州)の詳細をご自身で調べられたほうがいいかと思います。

" oversea qualified teacher お住いの州"

と入力すると、その州の教育委員会のホームページが出てきます。

それで理解できないことは、担当部署にメールをしてみましょう。
私もしたことありますが、丁寧に教えてもらえましたよ。

エージェントに聞いてみる

私が知る限り、ここのエージェントでしかこのトピック扱ってないような気がします。

たまにセミナーも行われいるようなので、相談されるのもいいかもしれませんね。

※書き換えができるできないは、エージェントの方のもわかりません。相談・情報提供のみかと思います。すべては、各州の査定次第。

ケースバイケース

オーストラリアの学校で働いているということもあり、免許の書き換えをした外国人の先生と出会うこともあります。

かなりケースバイケースで、一人ひとりを教育委員会が査定しているという印象。

そして、時間がかかる!

こうすればいい、こうすればダメ!とは、一概には言えないような感じ。

なので、もし興味があれば、教員免許の書き換えを試してみられるのもいいかもしれません。※査定にはお金がかかります。

ちなみに私は、現時点では教員登録ができないため、↓のようなお仕事をしています。

【2023.5月追記】
私の日本の教員免許も書き換えが認められました、現在はハイスクールで先生として勤務しています。

まとめ

  • 日本の教員免許はオーストラリアで書き換えられるかもしれない

  • 州の教育委員会に査定はゆだねられている

  • 査定にはお金がかかる

私がみなさんにお伝えできるのは、この程度。

この情報が誰かの役に立ちますように。

この件に関しては、DMや質問いただいても、答えることはできません。
ここにまとめたことと各州のホームページが全てです。

また、これで永住できるか、ビザをどのように取るかも、道はあるかもしれませんが、答える立場ではありませんので、控えさせてもらいます。


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