オーストラリアの荒れた学校で受けた遅すぎた洗礼
オーストラリアで学校の先生です。
荒れているとはいえ、移民で英語が第二言語の私が半年間の契約を無事に終えたので、荒れの序の口なのかもしれません。
オーストラリアの最終学期である4学期のある日に起きたこと。
ちょうど私が働き始めて5ヶ月ぐらいでした。
Relief teacher(休んだ先生の代わり)として、ある授業に行きました。
入った瞬間から嫌な雰囲気満点。
先生からのメモを読み上げると・・・
と、パソコンを開け始める生徒。
はい、スイッチオン。
私:あの・・・私こんな失礼な扱い受けたこと、この学校で初めて。その尊敬に欠けた態度、どうなん?
生徒:いや、その先生の発音に・・・慣れてないってか・・・。
と、勢いがなくなり、黙る生徒。
失礼な態度を取られたら、毅然とした態度で指導しなくてはいけません。
その後も何度も注意しないといけないことがありました。
生徒に負けるようでは、先生は務まらない。ましてや外国で第二言語で働くなら、これくらい対処できないと難しいでしょう。
荒れている学校とはいえ、私の授業にいる生徒は、外国人へのリスペクトがありました。
私が発音を間違っても、表現を間違っても、なぜかそこは優しく
「〇〇ってこと?」
「こういう風に言ったら、上手に言えるよ。」
と、いつも教えてくれていたので、
ア然!
後から同僚に報告すると、失礼な態度を取った生徒は生徒指導上問題があるで有名な子でした。
後日、Yard Duty(立ち番)で他の生徒とトラブルを起こしていたのを見て、なんだか納得。
前述しましたが、これが起きたのは私が勤め始めて、5ヶ月くらいのこと。
この学校にしては、遅すぎた洗礼だったかも。
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