日本の先生「この学年を卒業させてから…」という責任感を捨ててもいいんじゃない?
日本で10年以上、学校の先生をしていました。
一度出会った生徒とできれば卒業まで!と、考える先生は多いのではないでしょうか?
小学校は6年と長いので、ちょっとわかりませんが、中高(特別支援学校中高等部も)の先生からはよく聞きセリフ。
中学教員(特別支援学校中学部の時もあった)だった私もその1人!
「この学年で持ち上がって、卒業させたい。」
「この学年が卒業したら、〇〇しよう!」
しかし、人事の関係上持ち上がるのが難しく、学年を変えられることもありました。
落ち込んでいると、同僚に言われてハッと目が覚めたんです。
「与えられた1年を本気で生徒と向き合って、がんばればいい。」
その日から、心が軽くなりました。
自分が関わった生徒を卒業まで育てて、見送りたいと思うのは、先生なら誰でも目指すところかとは思います。
しかし、それにとらわれ過ぎて、自分自身を苦しくされている方もいるのではないでしょうか?
教員の友だちが
「今、1年の担任しているから、来年結婚して、卒業させて、産休。」と、毎年のようにプランをしていました。
ちなみに未だ、結婚さえしていません。
また、その子は
「転勤してきてすぐ妊娠するのは、迷惑」
とも言っていました。
仕事に責任をもつのは当たり前。でも、まず自分自身をもっと大切にしませんか?
いつ結婚してもいいし、妊娠してもいいし、父親としての育児休暇を取っていいんですよ!
自分の子どもを大切にできない人が、よその子どもを大切にできるとは、私は思いません。
このnoteをよく読んでいただいています。
疲れたら、休みましょう。
辞めるという選択もあります。
ちなみに元日本の学校の先生だった私は32歳で、オーストラリア留学、37歳で移住しました。
辞めて、また教師になりたいと思えば、なれるくらい今後も教員不足は続くでしょう。(一部教科は難しいかもしれませんが・・・)
今の1年をやりきって、立ち止まるのもありですよ!
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