生徒の名前を呼ぶ効果は万国共通!?|日豪教育界で感じたこと
元学校の先生、アラフォーでオーストラリアにやって来ました。現在は、現地のハイスクールで学習支援のお仕事をしています。
日本とオーストラリアの教育現場で働いて、計15年ほどになりました。
関わる生徒の学齢は、中1から中3がダントツで多かったですね。
ティーンエイジャーになったばかりのこの年代って、何かに常に悩んだり、怖がったり・・・けっこう複雑なお年頃。
生徒の懐にスッと入って、距離を縮める。教師と生徒と関係で仲良くなる。
というのが、生徒指導にも教科指導にも有効なのは、経験の中でわかっていました。
その方法の一つとして、
「生徒の名前を呼ぶようにする。」
ということを知らず知らず、自然にしていたんですよね。
小学校では、こんなこともあるようなのですが、私が日本で最後に勤務していた中学校では、校長先生まで生徒をあだ名で呼んでいました。
みちお(仮名)という生徒のことを
「あんたのクラスのみっちゃんさー」
そして、校門で生徒にも
「みっちゃん、おはよう」
当時の教頭先生も同じです。
「みっちゃんのお母さんから休むって電話あったよー。」
私も懇談で親御さんの前でもあだ名で呼んでいました。
少々、話が脱線しましたが、名前だろうがあだ名だろうが、愛情を込めて名前を呼ぶって大事なんだな。と、オーストラリアの学校で感じたことがあります。
Positive Behavior Learning(PBL)という研修があったんです。
私の解釈にはなりますが、PBLは前向きな生徒になるための生徒指導の方法。でしょうか。
そこで学んだことの一つが
Good morning, Kate.
Please do this task, Kate.
Well done, Kate.
と、生徒の名前を呼ぶようにこころがけること。
どんな生徒(人)にも美しい名前がありますもんね。
ぜひみなさんもご家庭で、職場で相手の名前を呼んで、さらに良好な関係を築いていってください。
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