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アイスバブルの短い季節が過ぎて 2023年1月6日‐12日

2023年1月6日

今シーズンの糠平湖で自然状態のアイスバブルを見られたのはほんの短い間でした。完全結氷してから間もないうちに雪が積もり、アイスバブルはその下に。

雪を掘ったりせずともアイスバブルを見つけられたのは、おそらくこの1月6日が最終日です。


2023年1月7日

この日が糠平湖への立ち入り解禁日となりました。日が昇る頃にはワカサギ釣りのテントが湖上に並び、賑やかな朝です。

久しぶりに間近で見るタウシュベツ川橋梁は、まだ上部の数10センチが出てきたところですが、すでに昨秋の水没前と比べてだいぶコンクリートが傷んでいるように見えます。

昨シーズンの同時期よりも水位が低い分、キノコ氷が早めに出来ていました。


2023年1月11日

この朝、森の中でフクロウの夫婦を見かけました。このうろは数年前まで毎冬フクロウの棲家となっていたのですが、ここしばらくは空き家となっていた場所。もちろん野生のフクロウです。

ここしばらく、糠平湖の水位は1日に10センチほどの速さで下がっています。タウシュベツ川橋梁が次第に姿を見せるにつれ、そのコンクリートの劣化具合も明らかになってきました。

地元のガイドも予想していなかったほどの傷みです。


ここ数年は春先に壁が崩れることが多かったのですが、今年はこの冬を持ちこたえるかどうか予断を許しません。

おしらせ

2018年の写真集『タウシュベツ川橋梁』が1月28日で出版から5年になります。実店舗の書店にはだんだんと並ばなくなってきましたが、オンライン書店や版元にはまだ在庫がありますので、ぜひお手に取ってみてください。


YouTube『タウシュベツChannel』ではタウシュベツ川橋梁の近況映像をご覧いただけます。


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岩崎 量示|Ryoji Iwasaki
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