YouTubeを始める前におさえておくべき3つのこと/YouTube構築コンサル0日目
スマホで始めるYouTube講師の
かとうさやかです。
私が提供しております「スマホで始めるYouTube講座」ですが、
先日新たにYouTubeチャンネル構築サポートが始まりました。
サポート内容に合わせて、YouTubeチャンネルを構築していく手順をこちらでも解説していこうと思います。(※先方には許可をいただいています)
❶始める前に目的を明確にする
なんとなく「YouTubeをやった方がいいのか」「ショート動画が流行りだからショート動画を始めたい」という声をよく耳にします。
動画コンテンツは強力なブランディングツールとなりますから、それ自体は賛成です。
ただ気をつけないといけないのが、目的を持たずに始めると、動画を継続したり伸ばしていくことが困難になります。
ここでいう「目的」とは、
「YouTubeで何をどうしたい?」
「何に繋げたい?」
「どうなりたい?」
ということ。
なんとなく動画を始めて、目指していた成果が得られることはほぼありません。
というかむしろ、「どんな成果を目指すのか」を明確にしなければ成果を上げようがありません。
例えば、再生回数を伸ばすためにメントスを食べながらコーラを飲むとしましょう(どんな懐かしいネタ)。話題性で再生回数は伸びても、メントスコーラの動画を見て「次回の人材育成研修はぜひ貴殿にお願いします」と企業からDMが来ることはありません。
また、料理が趣味だからと得意なパスタのレシピを投稿したとします。
パスタ料理が得意な人は世の中にごまんといますので、コンセプト設計をしなければ「お料理絵日記」で終わります。
さて今回のサポートでチャンネルを構築する方は、ビジネス書のベストセラー作家であり、出版コンサルタントや研修講師としても活躍中。
かとう「YouTubeを何に繋げたいですか?」
と質問したところ、
先方「YouTubeから講演の仕事に繋げるのはKPIが見合わないでしょう。著書の読者の固定に繋げ、編集者や企業の研修担当との打ち合わせの際の後押しにしたい」
すでにある地盤を活かした上でYouTubeでさらに強固に、その延長線上で新規の可能性も開拓していけるといいですねという話となりました。
YouTubeチャンネルの構築の視点としては、新たに動画用のコンテンツを作るよりは、著書のコンテンツを深めたり、既存の知名度を活かした動画作りにしていきましょうと合致。
❷チャンネルのコンセプト設計
方向性が決まったら、そこから始めてチャンネルのコンセプト設計に入ります。
YouTubeはコンセプト設計が命です。
動画の作り方よりも、まず考えるべきはコンセプトです。
「誰に向けて」
「何を伝えていく動画なのか」
よくある失敗は、人気YouTuberを参考にしてしまうことです。人気があると言っても、エンタメ系YouTuberとビジネス系YouTuberはコンセプトが全く違います。
また、「ビジネス系YouTuber」と一言で言っても、発信の仕方や得意分野によって見せ方は変わります。話すのが得意なのか、スライド系が得意なのか、動画編集はあるのかないのか・・・
例えば、口下手だけど落ち着いたテンポで信頼を構築するのが得意な人が、立板に水のごとく早口で展開するYouTuberの真似をしても、本人の個性を活かせずうまくいきません。
さらに「もともと知名度がある人がYouTubeを配信するのか」「YouTubeでこれからファンを作っていくのか」でも設計は変わります。
今回のケースは著書の知名度があり名前で検索されることが多い方。チャンネル名も、本人のお名前と著書の得意分野でのワードを入れていく方向で固まりました。
❸動画制作にどこまで時間を割けるか
目的とコンセプトが決まったら、ここも最初に決めておきたいのが「YouTube制作にどこまで時間を使えるか」です。
私はYouTubeを始めたばかりの頃、「教えたがり」な方に「YouTuberっていうのはね・・・一本の動画の編集に丸一日かけているんだよ!(ドヤア)」とアドバイスをされたことがあります。
それでは続くわけがありません。
職業YouTuberならまだしも、仕事をしながら動画に丸一日もかけていたら継続するのは物理的に不可能です。
そもそも動画のコンセプトにより「編集をしっかり入れたほうがいいのか」「最小限の編集でもコンテンツとして成り立つのか」が変わります。
また、ビジネス書著者や研修講師で活躍するビジネスパーソンが、一からPremierePro(Adobeがリリースしている動画編集ソフト)を買ってクリエイターのごとく覚えるのではハードルが高すぎます。
でも、スマホ動画編集で簡単なカットやロゴを入れるくらいなら、ものの10分も要りません。
動画編集は自分でやるのか、外注するのか、継続を前提に実現可能なラインを探していきます。
今回のケースでも、動画編集とサムネイルをどこまで自分でやるかが最大の懸念材料となりました。
特にサムネイルは、自分で作れないわけではないけどデザイナーほどセンスのいいものは難しい。というところ。
先方のコンテンツの性質上、動画編集はポイントを押さえた最低限の編集で十分だと判断。サムネイルは私が作成したデザインをアプリで共有して、先方は文字のみの編集で複数枚作れるようにしていく方法もご提案しました。
個性と環境に合わせて、継続可能な方法を設計する
YouTube構築の最大のポイントです。
コンセプトが決まったら、いよいよ次は具体的なチャンネル開設となります。
こちらはまた別記事にて解説してまいります。
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