見出し画像

Win-Winではなく「共存共栄」

アサーション・トレーニングの第一人者平木典子先生の「言いにくいことが言えるようになる伝え方」を読んでいます。

「第1章 言いたいことをがまんしていませんか?」 から、
あ~そうそう。それそれと共感すること、多々ありますが、それはまた別の機会に

今、書き残しておきたいこと
「うわぁ、これや!!」
と感じたので、記しておきます。

以前から「Win-Win」という言葉に、違和感を感じていました。
「相手も自分も勝つ」「双方が利益を得る」
よく使われているけど
自分でなんかしっくりこない気持ちがありました。

松下幸之助さんの言葉に「共存共栄」があります
私はこの言葉はしっくりきます
同じじゃない?という人もいたけど、やっぱり違うと感じるのです

この本を読んでその違和感がわかりました

>ビジネスの現場では、「双方が満足する」取引が必要で、ウィン・ウィンの関係をつくるために、実際、「勝つ」ことを中心に物事が進みます。
(中略)
これは、計算に基づいたコミュニケーションであり、「相手を大切に」↓関係とは言えません。
 ウィン・ウィン、つまり「勝つ」ことを考えている時、人は目の前の課題をどうするかを優先し、相手を大切にし、リスペクト(尊重)する気持ちはどこかに飛んでしまいがちです。
 

そう。それだ!
私の違和感の基だったのは

>コミュニケーションは、関係をつくり、つなぎ、互いに支え合うためにもある
互いに自分のためにも相手のためにもより良い方向を探り、力を出し合う
それは勝ち負けの問題ではなく
より良い道をつくり、互いの創造性を発揮することである

コミュニケーションの基本と説かれた内容は、
まさに私が認識している「共存共栄」

アサーションと結びつきました
アサーションを単なるスキルではなく
この「あり方」を伝えていきたいと強く思っています

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?