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【漫画でマインドフルネス】もやしもんと夏の空

暑いですね。

洗濯物がカラッと乾いて、熱い風が吹いています。

洗濯物を取り込もうとして、

空を見上げたら、なんて素敵な雲!

物語が始まりそうでワクワクしてきます。

 雲ってゆっくり、確実に動きます。

昔ね、もやしもんって漫画を読んていたんですけど、沖縄に行く回があったんですね。

その時の話を思い出しました。

「もやしもん」を簡単に説明すると、菌が見える主人公の男の子が農業系大学で、愉快な仲間や先生達と送る学園生活を描いたストーリー。

発酵にまつわる真面目な話とのほほんとした日常と…そんな内容なのですが、

たまに菌たちの生き方や発酵の歴史を通して、人間としての在り方や生き方を考えさせられる場面が出てきます。

さて、そんな漫画に、夏の農業実習で沖縄に行く回があるんです。


海で一騒動あって、一件落着したあとの場面です。

波打ち際で浜辺に集まって、みんなでワチャワチャと騒動について語っています

そこで、沖縄回のメインキャラの女の子(島を案内してくれる)が、石垣島の旅行客は予定を詰め込みすぎで、「これではじゃぁ、充実した時間とは言えない」と言うんですね。

(確かに、私達は結構、旅行行くと予定を詰め込んでしまいがちですよね。ディズニーなんて開園から閉園まで遊び尽くすイメージです。)

そこで、主人公は「それじゃ、良い時間の使い方って何なんですか?」とその子に聞くんです。

そこでメインキャラの女の子が、言ってたセリフが印象的で。

「私のやり方でいいですか?」

と、女の子は浜辺に腰を下ろします。

眼の前には広い海、

広くて青い空、

空に浮かぶ大きな雲…

泡盛を小さな盃に入れて、

「今みたく、泡盛持って浜辺に来るでしょう?」

「そしたら決めるんです

あの太陽があの雲にかかるまで、

一杯をチビチビ飲もうって」


ゆったりと、今ここの感覚を大切に

海と自然とお酒を味わう。

なんて贅沢で、良い時間なんだろう…。

そんな誰からの評価も、損得や勝ち負けも、ぜーんぶ取っ払って、

今ここ、神様のくれた美しい恵みを味わう。

このシーン、なぜか印象に残っていて、思い出したら、改めて読み返してしまいました。

今日は、何も考えず、ゆっくりと、雲を見つめながらアイスコーヒーを、チビチビ飲んでみることにします。

その前に、まずは洗濯物を畳まないと。


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