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27歳OL インドひとり旅⑤

インド・スリランカ
6泊8日の旅 インド編後半です。(今まで日程数言ってなかったですね笑)

今回は 「マハーバリプラムでの一日」をご紹介します!

マハーバリプラムとは?

マハーバリプラムはチェンナイから南に60km
車で1時間半〜2時間ほどのひっじょーに歴史ある街。

マハーバリプラムは(中略)タミル・ナードゥ州カーンチプラム県内にあり6世紀以降、パッラヴァ朝の貿易都市として栄えた場所。

世界遺産オンラインガイド:https://worldheritagesite.xyz/mahabalipuram/


ベンガル湾に面した数々のヒンドゥー寺院や遺跡は
「マハーバリプラムの建造物群」として世界遺産に登録されています!

世界遺産大好きー(ミーハー)
チェンナイから足を伸ばして絶対行きたいと思ってましたっっ

チェンナイからちょこっと足を伸ばして日帰り観光、とってもおすすめです!

チェンナイからマハーバリプラムへの行き方

調べたところ主に3通りのようでした。

  • タクシー配車アプリ(Uberなど)
    片道1000ルピー(1800〜2000円)
    チェンナイへの往路タクシーが捕まえにくく往復での予約がベター

  • 路線バス
    片道30ルピー(50〜60円)
    びーっくりするほど安い!が、バス停まで歩く+ダイヤ乱れまくり

  • ツアー
    ガイドとホテル〜マハーバリプラムまで送迎
    ランチ有無プランがあり相場9000〜12000ルピー(15000円〜20000円)

お金は節約したいけど ソロ旅するわりにビビりな私は
「課金だ!安全をお金で買うんだ!」
とツアー(Get your guide で18000円オンライン決済)を申し込みホテル送迎車で向かいました。

マハーバリプラムに行くときの注意点

マハーバリプラム、どんなエリアかイメージがわいていなかったのですが
寺院や遺跡の名所が数キロ四方のエリアに点在していて、特に夏場の徒歩移動はきついことが現地でようやくわかりました(遅い)

  • マハーバリプラムの移動は車がお勧め
    結構離れている観光スポットもあります、徒歩だと相当厳しい旅になるでしょう・・・オートリキシャはありますが、流しのタクシー(車)はそう多くなさそうだったので暑さに激よわな私はツアー課金しました。(課金してあんしん!と思っていたのですが・・・詳細は後述)

  • 日傘はマスト
    見学する場所は主に公園みたいな場所なのですが、とにかく日陰が少ない+あっつい・・!日焼け防止という意味でも日傘とってもお勧めです。

  • ヒンドゥー教の神様の相関図みて!
    ヒンドゥー教の基本知識(神様たちの名前と相関図)をざっくりでも頭に入れてから行かれることを強くお勧めします!!ヒンドゥー教に詳しくなくとも神様の名前と相関図だけでもちろっと頭に入っていると、楽しさ倍増です。

露店もいっぱい
物乞い押し売りボーイ&ガールもいっぱい

さて、私が申し込んだツアーはインドの物価で考えるとかなりゴージャスだったようで、ホテルにやってきた送迎車はエアコンガンガン+ツヤツヤピカピカなキレーな車。ツアー参加者はまさかの私一人で一台貸切状態でした。

ガイドさんはチェンナイが地元の40代インド人男性(既婚子持ち)+運転手さん
ガイドさんは登場して早々
「日傘持ちますよマダム・・・(はにかみ)」
と姫待遇。
高いツアー代払ってるからとはいえ、ホスピタリティえぐいてえ!
とっても安心でありがたいです。

マハーバリプラムの観光名所

マハーバリプラムの魅力は
様々な時代の建造物を見ることで、石を切り出して作る「石窟」から石を積み上げて作る「石造建築」への変遷が感じられること!人類の進歩、すご。
それでは、訪問した順番にご紹介します。

❶海岸寺院

まず最初に入ったのが海岸寺院。
入り口には物乞い、物売り大量なので要注意!何も受け取っちゃだめゼッタイ

入場料は外国人は600ルピーほど、インド国内の人は割引で入れるようです。
そのほかの施設も入れるフリーパスもあるようなのでどこに行きたいかによって
チケットをチョイスするのが良さそう。

まず中に入ると庭園のような道が広がっています。

入り口は庭園みたいになってる
お散歩にもぴったりな感じの道が広がる
柵のすきまから海が望める
海岸寺院というだけあって海めっちゃ近い

5分ほど歩くと砂場でできた公園のような遺跡が。思ったより小ぶりな建物が海岸寺院です!かっこいい〜〜!!ポケモンやドラクエに出てくる神殿みたい。

ヒンドゥー教の寺院や本殿の中は本来写真NGですが、ここは歴史的建造物であり現在は寺院の役割を持っていないことから写真OKというサービスっぷり。

神殿には大小様々なモチーフが形どられていて、ナンディン(シヴァ神の乗り物である牡牛)の像が建物の周りをぐるっと囲んでいます。

神殿の中には古来から信仰されているヒンドゥー教のシヴァの神像が。昔はお祈りの際に牛乳(!)を塗りつけていたそうで像が真っ黒になっています。

神殿に続く扉が開放されて中が見られる
地元のキッズたちが
社会科見学的な感じでめちゃくちゃ集団で来てます

❷クリシュナのマンダバ

さて、海岸寺院から車で10分ほど、お次は石窟見学です。
クリシュナのマンダバと呼ばれるこちらは一つの岩をくり抜いて作られた石窟。
貴重な日陰スポットでもあります。笑

結構近くまで寄れてガン見できる

彫刻一つ一つに神様の性格を表すエピソードが散りばめられていてとってもユニーク。ノリと勢いで生きるゴリラ系OLは絶対この像なんか意味あんじゃん!エピソードあんじゃん!と興味津々で思いながらも基本知識が無さすぎて理解が追いつかない〜(涙)勉強するからまたもう一度行かせてくれ・・・

人や動物の彫刻がいっぱい
ストーリー性があって細かいところまで見てると
あっという間に時間が経ってる
かつては石を四角く区切って少しずつ切り出していたらしい
写真から察して欲しいんですがクソ暑いです

❸アルジュナの苦行

世界最大級の1つの岩から掘り出した彫刻!
幅29メートル、高さ13メートル。言われてもよくわかんない。
お台場のガンダム横倒しにしたくらい大きいです。体感。(いやわからん?)

よーーーくみるとヒンドゥー教の神話の場面を表した彫刻がたくさん!
たくさん動物が隠れています。中でも可愛かったのだ滝に打たれながらヨガしている猫ちゃん!🐈現地に行くことがあればぜひ探してみてください。

とにかくでかい
こちらはそこまで寄れないのでカメラズームで詳細を観察
クリシュナのマンダバから歩いて移動できます

❹クリシュナのバターボール

さらにてくてく歩くと、広ーい公園のような空間が。

この絶妙なバランスの岩
「クリシュナのバターボール」と呼ばれる奇岩です。
落ちそうで落ちないのがとっても不思議!
自然にできたのか、どこからか転がってきたのか真偽は定かではないらしい。
公園のど真ん中にあり子供たちがわちゃわちゃ周りを駆け回っている姿がとっても微笑ましい。

とにかくでかい、そして日陰がない
バターボールまでの坂道むちゃくちゃ急
転ばないように注意です(私は転んだ)
公園を進むと岩の隙間で屋台?お土産を販売してるおっちゃんも
写真中央の窪み見えますか?
大きい石を切るときは少しずつ穴を開けてそこに熱した蝋を流し込んで
冷やして亀裂を入れて割ってたそうな
お猿さん登場
アイス食べてると80%くらいの確率で奪われます

❺ファイブラタ(5つのラタ)

ラタとは山車のことを指すそう。
山車ってなんだよ・・・

由来:神様に降りてきてもらうための目印
(中略)お神輿は「神様の乗り物」
山車は神様に天から降りてきてもらい「もてなす」のが目的です

オマツリジャパンhttps://omatsurijapan.com/blog/dashi/

日本語訳だとヒンドゥー教の概念と異なるかもしれませんが
神様にきてもらうための目印、というニュアンスなんですね。

5つのラタは形もレイアウトも様々です。
4世紀ごろから作られたと言われていて、現在南インドに現存する寺院は、全てこの5つのラタのどれかが原型になっているとか。マハーバリプラムの遺跡群の中では古い時期に作られたもので、全て大きな花崗岩から切り出されて作られてたというから驚きです。

それぞれ異なる形、モチーフで興味深い
各建造物の説明は2−3言語で表記されてる
何の像だっか・・・
だんだん思考能力が低下してきた頃です

この辺から記憶があいまい

えーお気づきでしょうか
だんだん解説が短くなってきていることに。

そうです、このあたりから暑さで記憶があいまいです笑笑
普段見聞きしない言語・内容、体験したことのない暑さで、完全に脳がトリップ🧠

ここから記憶がぼやけてよく覚えていませんが写真があるということは、何かしら見学して学んでいたんでしょう!
大変雑ですがダイジェストをお楽しみください〜

情報過多と暑さでなんだったのか記憶があいまい
石窟もどんどんデコラティブに
ガイドさんにここに登ろう!と言われた時は
殴りそうになりました。私の滝汗見えてる?
伝わらないのをいいことに
「だから嫌だっていったの!登るの!」と日本語で叫びながら登る
石窟の上から望む景色は確かにキレイ
だったはずだけど記憶がなく写真を見て思い出す
ゾウさんの石窟の上にはうなだれるワンコ
わかる・・・わかるよその気持ち

おまけ:ランチ

熱中症3歩手前くらいな状態だったんでしょう、おそらく笑笑
名所を回り終わった後は、車でレストランへ移動です。生き返る・・・

ちなみに移動中も石像がいっぱいでした。昔から上質な石がよく取れるマハーバリプラムは今も石像の名産地だそうな。夢に出てきそうだ〜〜

移動中いろんな作業場を通り過ぎます
夜通ったらめっちゃ怖そう

みんな大好きA2B

私はツアーにランチが含まれていたので、ガイドさんに促されるまま近くのチェーンレストランへ。「A2B」、インドに滞在しているとものすごい頻度でこちらのお店見かけます。

「A2B」と書いて「えーとぅーびー」

13時くらいに遅めのランチかな?と思い入ったところ店内は超満員。
人気なんですねー。お勧めのランチセット(約300円)をオーダーしました。

ランチ賑わいすぎ
インド人みんな大好き(らしい)A2B

手でませ混ぜしながらギー(ヤギミルクの発酵乳)とカレー、付け合わせの炒め物をいただいていきます。体験してみたかったおてて食い。
右手だけを使って混ぜていきます。混ぜるのはいけるんですが掬うのが難しい・・・

ちなみにA2Bさんカレーおかわり無料のようで、いろんな種類のカレーの鍋を持った店員さんが減ってると勝手に足してくれます。
はっきりNOと言わないと永遠に注がれる無限わんこカレーになるのでご注意を笑笑

一番人気を頼みました
ターメリックが見事に爪に染み込みました!
なかなか落ちない、さすがインドスパイス!


情報量がすごかったマハーバリプラム
熱中症になりかけてたマハーバリプラム。

次はもちょっと涼しい時期に行きたいなあさて、次回はインド最終回、チェンナイ市街地編です!

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