歳寒の松柏
人々よ。
身近な植物にも不思議がいっぱい。
そんな植物の「すごい」特集。
何というか、休日の昼下がりに日向ぼっこしながら、おじいちゃんの話を聞いてる感覚になってくる一冊でした。
種々の花々や果実の生態系云々よりも、それにまつわる蘊蓄の方が興味を惹かれてしまった。
言葉の語源や、神話、その他、著者のほっこり感想など。
そんな中、初めて聞いた熟語。
「歳寒の松柏」
歳寒は寒い冬を意味し、松柏はマツと、ヒノキ科のヒノキやサワラ、コノテガシワなどの樹木を指す。
これらはいずれも常緑樹で、寒い冬にも緑の色を変えないことから、どんなに苦しい時でも、信念を貫き通すことのたとえに使われるそう。
良い言葉ですね。
古来、神社仏閣に植栽されてきたのが、杉、松、椿、榊、櫁などの常緑樹。
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