パン屋 ネグレクト のぞき屋 カンボジア
人々よ。
深夜から早朝のみに開店されるパン屋。
舞台になる街はおそらく、三茶、池尻あたりか。
妻を亡くしやもめになったオーナー、そのオーナーの妻に想いを寄せていた職人。
ある日突如として、亡き妻の腹違いの妹と語る女子高生が現れる。しかし、亡き妻の父は二十年前に他界しており、自称妹は17。
深夜のパン屋で新たな暮らしが始まる中、ネグレクトの少年が万引を行う。が、それを発端にホームレスオカマ、覗き屋変態、シャブ中女優が登場。
後半に至っては、カンボジアで地雷により少年が笑顔の後に爆死。
色んな意味で、凄まじく詰め込まれた内容だが、最後に綺麗にまとまり、良い意味で裏切られた一冊。