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読書感想文:とにかく仕組み化【2冊目】

お世話になっております。

行政書士法人 井口事務所のWeb担当です。

今回は8月7日時点でAmazonのビジネス本ランキングで9位になっている「とにかく仕組み化」の感想文を掲載します。

記事の最後にはAmazonのリンクも貼っておきますので、こちらの感想を読んで頂いて興味を持った方は是非購入していただければと思います。

※当記事は個人の見解であり、所属する組織の公式見解ではありません。


あらすじ

人の上に立つために必要なことは、何事も「仕組み」で解決する姿勢である。

8年で3500社以上が導入した「いま、もっとも人を成長させるマネジメント法」の識学。
そのエッセンスの中から「人の上に立つべき人」に必要な思考法を紹介。

失敗が起こったり、会社の目標が未達だったときに、現場の人に向かって「頑張れ」という精神論しか言えないようでは、優秀なビジネスパーソンにはなれない。

ルールによって問題解決をはかり、いかなるときも「とにかく仕組み化」という口グセを自分自身に浸透させよう。

とにかく仕組み化 概要文より引用

識学とはどんな会社?

まずは識学とはどんな会社なのか、公式HPより確認してみましょう。

識学は東証グロースに上場している企業です。

識学は「意識構造学」からとった造語であり、20年以上前に提唱された組織運営理論です。

識学はこの原理論を体系化し、弊社の基幹理論として整備したものです。

識学は、なぜ生産性向上を実現できる組織と、そうでない組織があるのか、どうすればいかなる組織でも生産性向上を実現できるのかを追求しています。

識学は、人が物事を認識し、行動に至るまでの思考の働きを5つの領域で説明しています。

人はそれぞれ過去の経験や知識によって、その人特有の「思考の癖」を持ちます。

この思考の癖によって、事実に対する認識にズレが生じ、これが誤解や錯覚となります。

この誤解や錯覚こそが、組織運営に問題をもたらす原因となります。

識学は、思考の癖に紐づく誤解や錯覚の発生要因を特定し、これを発生させないためのマネジメント手法を体系化させたものです。

はじめに

本書は、1作目である「リーダーの仮面」、2冊目である「数値化の鬼」の続編にあたります。

本書を含めた3冊は、個人的には識学導入企業の教材的役割を果たしていると考えています。

しかし、それだけでは識学は利益を出す事は出来ません。

教材的役割を果たしていると同時に、この3冊で識学をある程度把握した気持ちになってしまうという部分のバランスを取る所は非常に難しそうです。

しかし、上記の話はあくまでプレイヤーの話です。

経営者は、これらの本に触れる事によって識学を導入するか否かを検討出来るので、数値化の鬼のような本は出ていますが基本的にはリーダーの仮面と、とにかく仕組み化の2冊がコンバージョンに影響を与えると考えられます。

感想

リーダーの仮面に記載されていた内容が深掘りされていて良かったです。

識学を導入している企業に所属しているのであれば、大まかな内容を把握するために非常に役立つでしょう。

具体的な内容が無く、抽象的な内容が多いという意見もあるようですが、深堀すればするほど具体的な部分からは遠ざかる事は仕方ないかと思います。

※著者もこの部分に関しては明記しています。

前作の2冊を読まない状態で本書を読んでも何となく雰囲気を掴むぐらいの話で終わってしまう可能性もあるので、基本的にはリーダーの仮面と数値化の鬼を読んでから本書に触れるのが一番理想的です。

そういう意味では、本書はバイブル的な役割を持つ事は出来ません。

あくまで前2作の補足的役割に立っていると考えた方が良い気がします。

プレイヤーは識学を導入していない限りは、数値化の鬼をバイブルとする事で完結しています。

本書はより、経営陣に向けて書かれた内容であると考えます。

おわりに

本書は識学に興味がある経営者、既に識学を導入しているか大まかな内容も把握出来ていないマネージャー、プレイヤーにオススメの1冊です。

私は前2作を読んでいたので、復習的役割を果たしてくれました。

是非ともこの機会に読んでいただければと思います。


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