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メディアにデジタルイノベーションを~Googleツールをより有効的に使う~

10月10日(水)、でじめ会(デジタルメディア関西の会)主催で「デジタルメディア公開セミナー~Googlexメディアの世界戦略を知ろう~」が開催されました。


デジタルが好き、メディアに興味があるという人たちで集まってメディアの未来やイノベーションについて話そう、という会です。なんと今回で8回目を迎えるそうです!

今回登壇されたのは、でじめ会の代表の澤野未来さんとは数少ないデジタル分野の新聞記者仲間であった、井上直樹さん。

熊本県出身で、大学卒業後は地元の銀行に入社。その後、地元の新聞社、西日本新聞社で新聞記者の経験を経て、現在は日本で一人しかいない「Google News Lab」のフェローに就任されました。

今回のでじめ会はそんな井上さんをお招きして、Google News Initiativeの紹介とグーグルツールのより有効的な活用についてご教示いただきました。

以下、イベントの概要です。


1>Google News Initiativeの紹介

現在のメディアは難しいステージに立たされている。

そんな時世だからこそGoogleは今報道機関やメディアとの連携を進めています。Google News Labはその動きの一つ。

また、Google News Initiativeは多くのコンテンツを展開しています。

・Products(YouTubeやクラウド、Google Newsなどのツールを報道機関に活用してもらう)

・Partnership(報道機関、メディアと連携してファクトチェックをしたり、テクノロジーを活用したりする)

・Program(メディアに対してツールの活用についてトレーニングをしたり、メディアなどと取材の企画を進めたりする。)

その中でもGoogle News Labは、ジャーナリストや起業家とのコラボレーションを通じ、ジャーナリズムのイノベーションを推進しています。


2>海外の活用事例紹介

井上さんはGoogleで展開しているツールの海外での活用事例をたくさん紹介してくださいました。

例えば、Google Trendsを活用した事例。

Google Trendsとは、キーワードを打ち込むと、そのキーワードがいつ、どこで、どのくらい検索されているのかがみられるツールです。

このツールを使用した記事が、アメリカ大統領トランプ氏の「銃規制についていつ語るのか?」というものでした。

アメリカ国内で銃撃事件があったときにはアメリカ国内のその銃撃事件に関する検索量がぐっと上昇しているが、銃規制に関してはあまり検索されていない。

事件自体に関心があるときにこそ、銃規制について語るべきなのではないか?という内容の記事でした。

他にも、Googleストリートビューを災害時の被災前と被災後の要素を比較するために使用したり、町の人たちに課題をヒアリングして、その結果をGoogle Map上に落とし込んで、課題が地域にどのように存在しているのかを可視化したりと、社会課題と深く根付いた活用方法が紹介されてました。


3>Googleのツールの活用方法

ここまでは井上さんが経験された事例や海外での注目すべき事例紹介でしたが、普段の取材での情報収集や記事作成などに役立つGoogleツールの活用方法を教えていただきました!

普段私たちが使っているGoogle検索一つとってもいろいろな検索方法があり、大変勉強になりました。

知っていましたか?

Google ドキュメントって、音声で文字入力できるんですよ?

普段から取材をしているメディアの方にとっては大変便利なツールですね。

イベント参加者の皆様は大変興味深そうに話を聞いておられました。

デジタルメディアの未来とイノベーション。今後、テクノロジーがどのようにメディアを変えていくのか楽しみです。

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billage OSAKAはこれからもこのようなイベントをこれからも随時開催していきます!


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