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エコ・シックは素敵なライフスタイル

ヨーロッパのおしゃれな街に、あるいは綺麗な風景の郊外に住んで、庭で摘んだハーブをコスメやお茶やお料理に使って、心も体もつやつやと健康で、手作りの焼き菓子を庭のテーブルで・・そんな暮らしは絵に描いたようで素敵です。もちろんヨーロッパじゃなくても良いのですが。日本でも素敵な自然派生活をされている方々が、最近はたくさん増えていますね。

2009年だからもう15年前になるのか。パリ・オペラ座のバレエダンサーであるミテキ・クドーさん(日系ハーフ)が紹介する、「オペラ座バレリーナのエコシックなパリ」というムック本を買っていて、最近ふとパリに行きたいなと思って手に取っていました。7歳からバレエをやってらっしゃるミテキさんの佇まいが美しいのはもちろんですが、「エコシック」という言葉で象徴されるのがピッタリな、フランス流のオーガニック、エコライフがまたおしゃれで素敵に見えてしまい、コスメやごはんなど食の「自然」「オーガニック」と、文化的に古いものを大事に節約しながら使い続けるというフランスのエコ精神に魅了されます。

古着や古家具をリメイクして、決して簡単に捨てたりはしない。服のリメイクにもアンティークの布やレースやボタンなどが登場する、ロンドンやパリのアンティークエコライフの伝統。街全体が絵になるのは、その精神が浸透し受け継がれているからこその、街そのものがアンティークのような、存在感ゆえだろうと思います。

別のイギリス式エコライフの本によると、イギリス人は庭や家を本当に大事に飾るのでとても素敵に見えますが、常に来客の目を意識して特にリビングは自宅というよりも公共スペースのような意識があるとのこと。なるほどです。その積み重ねで、街全体が絵になるだけでなく家やインテリアやファブリック、キッチン用品に至るまで、センス良いものを作り、簡単には捨てないという文化が、根付いているのでしょうね。

自宅であっても、第三者の「目」を意識する・・というのは、精神、心の置き方としてとても良い感じのバランスの緊張感を産み、空間感覚や、ただ置くのではなく常に「飾る」という意識で生活用品を選び配置していくことで、作用やルーティンも管理され、空間からだらけて行くような事がないので、スピリチュアル、メンタルの調整としても良いことだと思います。

実は私、オフィスやサロンスペースだけでなく自宅でもそれを実行しています。そうしようと思ったわけではなく最初からそうだったのですよね。きっと前世がイギリス人だったからかも?しれません。なので、自宅であっても無秩序に生活感が出てしまうようだと落ち着かず、グッズは何でも良いものを長く所有したいという気持ちで選ぶので、以前親には「あなたが選ぶものは何でも重い」と言われていました(笑)。お鍋はクルーゼ幾つかと土鍋ですし、家具は天然木、など。

前世の影響かどうかは分かりませんが?ともあれ、簡単にものを捨てるよりも良いものを買って長く使うこと、食べるものは無添加&オーガニックで少量美食(3食は食べません)、天然素材を基本とし、空間を客観的に大事に作り、育てる・・・これは、スピリチュアルライフがスタートすると、やはり自然と向かっていくベクトルでもあります。

バレエダンサーの方々は(きっとスポーツ選手なども)やはりオーガニック食をしている方が多いですよね。そしていつも思うのはヨーロッパの人々って最初からとてもエコで、自然体で人生を楽しむコツを知っているなあと。我々はついつい、何かを所有したり、旅行や娯楽で自分の欲求を満たしたり、安定感を噛み締めたりすることが幸せ、と考えがちです。戦後の、アメリカの影響なのかな。

フィンランドの番組を見ていた時も、若者に時間を与えると「世界に冒険の旅に出る」ことが多いと言っていて、日本とは違いそうだと思いました。

質の良いものに囲まれたこだわって作り上げた空間で過ごす時間は、癒されるだけでなく自分が整うために必要な「場」でもあります。私の場合はそこら中に石がごろごろと置かれていますが・・植物も相まって、自分の肉体やオーラ、チャクラの四元素が整えられ、第五元素も瞑想を通じて補充していると、満たされますし、頑張れる力を貰えます。

食べ物、使うもの、空間、素材、習慣。エコシックでメタフィジカル、楽しく実践していきましょう。

Love and Grace
Amari
:参考文献:
『オペラ座バレリーナのエコ・シックなパリ』
ミテキ・クドー/朝日新聞出版
『イギリス式節約お片付け・365日チープシックアイデア』
井形慶子/宝島社