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落ち込みのメカニズムと、抜けていく方法。

Arganza のヒーリングスクールでは「感情は自分ではない」とたびたび語ったり、リマインドのように卒業式で再びお話ししたりしています。

感情は、確かに自分から出たもの、自分の内側で発生したものではある。

けれども、それ以上のもので、自分の中に生じたちょっとしたキッカケと、「場」に漂っているもの、集合意識に存在するさまざまな人類の感情「パターン(型)」、それと、遺伝子や気質などのエーテル、エネルギーレベルで受け取っていた「情報」が結びついて、さも、自分自身であるかのように騒ぎ出し、増幅していくもの。

キッカケは、感覚で受け取った刺激であったり、ちょっとした反応であったはず。

その中でも、ひどく落ち込んでしまう時の、マジカルな勢いは凄いですよね。顔つきまで変わってしまう人もいます。悲しみや絶望、孤独感のような感情は、実際に人を病ませる力=病み=ヤミ(闇)の力に捕まってしまうので、その情報集合フィールドのような「場」に入ると、体も冷えて来たり、力が抜けて生命力が落ちていったり。

そこに長くはまりこんでしまうと、鬱のようになってしまいます。私も若い頃に経験があります。

それはある意味でエネルギーの響き、波長をまとうことなので、抜けていくためには、簡単に言うと「別の響き」の中に移動する、という方法があります。

ヒーリング各種などもそうですし、人と会って楽しく過ごす、スポーツや芸術に打ち込む、でも良いでしょう。人の感情は摩訶不思議に思われますが、もう少し科学が発展すると、すべて解明できる、説明できる、そしてある意味でコントロールも出来るようになると思います。

響き、つまり周波数、波長なので。ただ、解明されていないそのメカニズムの周辺には、少し野生的、動物的な性質を帯びたものが、絡みついています。感情は、自分から発した後に一人歩きをしてモノノケのようになっていく、これを「人工エレメンタル」と名付けた神智学の研究もありますが、やや呪術的な世界ですよね。

まだ人類がそのメカニズムや自分でマネジメントする術を知り得ていないため、見えない力のようなものが、連動して動いています。その意味でもやはり「感情は自分ではない」。

神智学では、感情により発生する幻想的な作用を「グラマー」と呼んでいます。幻惑、というような意味になります。人間が2人以上居ると「集合的な場」が出来る、と言いますが、グラマーは同じ性質のもの同士で増幅し、強くなると、そこに新たに入って来た人もそれを被って同調することになります。最初は「あれ、なんか変だな」と思っても。

学校や会社や、大小のグループ、家族・親族でも。皆さんも経験があるかもしれません。

洋服を着る、ような感覚なので、そのうちに馴染んで疑問を抱かなくなってしまう。脳への作用が強いので、服というよりは帽子、といった方が良いかな。ただ、グラマーというのは主に第二チャクラ、お腹で起こるようです。

日頃から、自分軸を大事にし、意識のブラッシュアップなどに心がけている人は、グラマーには呑まれません。ものごとを「あるがまま」に感じて思考することが出来れば、自分の内側でも、周囲の世界からでも、グラマーに囚われることはなくなる。

感情は自然と発動するものなので、それ自体を否定する必要はありません。けれども、それ以上のものと繋がったり、増幅した強いエネルギーに変換して自分を閉じ込めてしまうようなことが無いよう、いつでも、思い出してください。『感情は自分ではない』と。

やや動物的・モノノケ的な性質を帯びた、情報の「場」であるので、離れる策としては、物理的に「抜ける」ことも有効な時もあります。職場や、家族や、土地、などの響きにより、その感情や性癖の「場」が出来てしまっていると、そこで人々によって増幅していると、なかなか自分で努力しても影響を避けることが出来ないものなので。

出来る努力はしつつ、「場」から抜ける、物理的に離れる、というのも、時には良い方法です。

また、助けてくれる人や、新たな「場」は必ず見つかるので。希望の波長を発信し続けてくださいね。自分の内側の、絶対的な光を信じて。
Love and Grace
Amari