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今の時代、USCPAの市場ニーズはあるのか

USCPAの資格を取得には、それなりの労力や時間などの投資が必要になってくる。(金銭的なものもあるが)それなりに投資したのに、失敗するのは
みんな避けたいと思うのが普通。そんな考えから、どうしてもチャレンジ
することを躊躇ってしまうことも。

例えば、チャレンジを求められるスタートアップや事業開発で失敗する
圧倒的一番の理由は”ニーズ不足”だと言われています。シンプルに市場から求められていなかった...これを回避することで、成功確率は格段に上がると言われています。

では、USCPAは市場ニーズとして求められているのか? これが気になる
ところだと思いますが、私は市場ニーズとしては十分ニーズがあると
考えます。十分なニーズがあるからこそ、労力や時間を投資する価値が
あると思っています。

今回は大きく3つのニーズを紹介します。

1. グローバルに戦える英語力

「戦える英語力」とは?日常会話ができるだけでは十分でない。では、TOEIC900点越え?TOEFL, 英検1級?これらの資格だけで判断する企業は
どうでしょうか?最近では、これらの資格が必ずしも「使える英語力」を
示しているとは言えないと考えるグローバルな企業も出てきています。TOEIC990点でも会話ができるとは限らない、つまり、企業内の共通語が
英語の場合、仕事に支障が出る会話力の可能性があるということです。
(つまり、上手く英語でCommunicationが出来ない。)

では、留学経験はどうでしょうか?最近では大学でも留学プログラムを
提供し、休みの間の短期から1年間の留学、中には、現地で学位取得の留学もあります。確かに、留学経験をすると日常会話は上手くなっていますから、「使える英語力」はあるかもしれません。時々、表面的な日常会話は
そつなくこなしていても、いざ深い話になると英語が着いていけず、
聞き役になっている方を多く見ます。

つまり、「戦える英語力」は発音が日本語発音でも、(きれいな英語に越したことはありませんが。。。)相手と交渉ができる英語力があるかどうか?です。交渉するには検定試験で高得点、留学先での授業や友人たちとの交流を熟せるだけでは対応できません。相手の出方を見ながら、次の手を
考えて。。。それを英語でする訳です。相手の英語を聞きながら、表情を
見ながら、意図をかんがえる。
あなたの英語力はどうでしょうか?

2. ビジネス・経営の基礎となる会計関連の知識

日本では簿記3級からはじまり会計の内容は難しくなり。。。経理の仕事は帳簿づけ、公認会計士の仕事は監査。というイメージがあります。
(個人的な意見です。本当は違うとは思いますが。。)

日本の会計の現場はよく解りませんが、米国で考えると、経理部の仕事は
会社の重要な位置づけ、会計の知識はManagerにとっては経営の判断材料となる重要な知識、取引先との交渉(値段交渉など)に必要な会計関連の用語。政府とは会社や社員の税金などの申告。企業が大きくなれば、それに
合わせて様々な法律・制度の理解。どれも関連をしていて、税法が変われば、それに合わせて会計関連の制度が変わり、それらの知識を持っての会社運営が必要となります。商法に変化があれば、同様です。総合的に基礎知識があることで、変更があった場合の必要な対応が見える訳です。企業の運営には必要不可欠な会計の知識と言えます。

3. 世界の標準となるビジネス基礎の修得

USCPAの試験科目は4科目。全米統一のCBTで75%で合格ですが、「合格=会計士になるための基礎知識備えていることの証」となります。勉強中、
科目合格でも評価される試験です。つまり、それくらい知識を持っている
ことから、大学を経営学部等で卒業しただけの知識ではないという評価ともなります。

USCPAは米国における公認会計士ですから、「会計の専門家」ということになりますが、ビジネスに必要な知識を備えている人材という証にも
なります。会計や監査は勿論、商法、税金関連、ビジネス全般、などなど
試験に合格するためには「Entry Levelの試験」とはいえ幅広い知識が必要となります。

これらの知識を米国の内容で身につけているということになりますから、
グローバルな経済に通用する人材には必要な知識を身につけている証という評価となります。

例えば、学期の終わりに高得点で終える学生もいますが、勿論、不合格と
なる学生もいます。日本語での講義でも。これは米国の大学の講義でも同様です。自分たちの言語である英語で講義があり、試験があり、結果としてはA~Fまで様々な学生が居る訳です。つまりグローバルな企業は英語でも
日本語でもビジネス知識でAを取れる人材を探しているわけです。
それを示す最適な試験がUSCPAと言うわけです。

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いかがでしょうか?つまり、どこの大学の卒業も、卒業した学部も関係
なく、USCPAに挑戦をしていることが英語力とビジネスの知識を
グローバル・レベルで持っている証となります。また、USCPAの合格ということで、自分のしたい部署・職種を選択できるはずです。自分の投資した
費用と時間を考えると、本当に自分を評価し、仕事をさせてもらえる企業を見つけるべきですし、見つかるはずです。

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