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スマホでも簡単に音楽生成! #8 完パケで一曲作ってみる。

第八回、一曲フルで作ってみましょう。

以前の第三回「曲の続きを作る」でご紹介した「Extend」を複数行うことで、数分のフルバージョンにしてみたいと思います。

最初に生成した約2分以下の曲は、アウトロがしっかりと終わっているモノもあれば、尻切れトンボのようにブツっと切れて終わってしまうモノもあります。
いずれにしても、続きを作りたいのなら、以前紹介した「Extend」を使うとその続きを生成してくれます。

それでは、サンプルとしてRadio441のフェイクバンドの曲を例に、作業していきましょう。

「Shake, Rattle, and Roll」は、「Saturday night theme: old rock and roll」のキーワードで作成したハードロックです。
最初に生成されたのは、わずか32秒の曲です。

1st 生成

とりあえず、「Extend」で続きを生成させます。新たに、2パターンの続きが生成され「Part2」というファイルができます。
ただ、続きの生成ファイルを聴いてみると、またもや曲の途中までしか生成されません。

Part 2 A

Part  2 B

実は、「Part2」「Part3」「Part4」「Part5」と続きを作っていく過程で、自然に曲が終わるファイルが生成されるんです。
もちろん、「Lyrics」にメタタグの[Ouroto]や[End]を使って、終わらせることもできます。どちらで終わらせるかは、曲の流れ次第でしょう。

今回は、「Part2」の続きを作ります。しかしながら、2パターンある「Part2」のどちらがいいのか、最初のファイルとバラバラのままだと分かりにくいです。

どちらがいいのか判断するには、一度ファイルを一つにして聴いてみます。
2パターンの「Part2」それぞれの「…」を押して、「Get Whole Song」を選択。最初の曲に続きをつなげたファイルが作成されます。

この曲のつなぎ作業には、クレジットは消費されませんから、気にせず2パターンそれぞれを「Get Whole Song」してみましょう。

1st + Part 2 A

1st + Part 2 B

「Full Song」と表示されたファイルができあがったら、二つの「Full Song」を聞き比べてください。つなぎの部分の自然さや全体の好みで、どちらの「Part2」を採用するのか決めましょう。
この「Shake, Rattle, and Roll」では、Part 2 Bが自然に終了するアウトロパターンで、「1st + Part 2 B」で完成にしてもいいのですが、ちょっと楽曲として短いのが気になるので、 「Part 2 A」を採用してみます。

さらに続きを生成するファイルが決まったら、先ほどと同じように、「Part2」の「Continue From This Clip」を使って、「Part3」を生成させます。
「Part2」「Part3」…と続きを生成させていく過程で、ボーカルの続きが生成されることもあれば、間奏やキターソロが追加されることもあります。
今度は、「Part3」の「Get Whole Song」を使って、元ファイル(Part2)と「Part2」「Part3」をつなぎ合わせます。

Part 3 A

Part 3 B

場合によっては、「Part3」でアウトロが生成されて、曲が自然に終了することもあれば、まだまだ途中のこともあります。
「Part3」でも、まだまだ続くようなら、好みの「Part3」から「Part4」を生成させます。

1st + Part 2 A + Part 3 A

1st + Part 2 A + Part 3 B

ここでは、「1st + Part 2 A + Part 3 A」では、最後に曲が途切れまだ続きが必要ですが、「1st + Part 2 A + Part 3 B」は、しっかりアウトロでフェードアウトしているので、コチラ採用し、これで完成にします。

このように、「Custom Mode」でメタタグの[Ouroto]や[End]を使わなくても「Song Description」で「Extend」を繰り返すだけで、展開やアウトロがあり、一曲としてまとまった楽曲が作れます。

ちなみに、[Ouroto]や[End]を使っても、そのセットで自然に楽曲が終わらないこともあります。

次回は、いよいよCustom Modeを使って、よりリアルな楽曲を作ってみます。

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