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副業で気づいたデータアナリストの新たなキャリアの可能性

データアナリストとして活躍するSさん(本業 AIスタートアップ)に副業をはじめたきっかけ、overflowでの業務内容、今後のキャリアについてインタビューをしました。

Offers PM Advent Calendar 11日目はtanamakoさんの「プロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャーの副業トレンド」 でした。

この記事の想定読者

  • データアナリストで副業を検討している方

  • データアナリストを採用したい方

ー自己紹介をお願いします

Sです。今までの経歴はコンサルティングファームでコンサルタントを経験し、現在はAIスタートアップで働いています。

ーoverflowで働こうと思ったきっかけを教えてください

副業を探していた1年ほど前にOffersを利用したところ、データアナリストの求人が多く、デザインも良かったので、「この会社に携わってみたい」と思ったのがきっかけです。

ー元々overflowが出していたデータアナリストの求人に応募されたんですよね?

そうですね。他のサイトだとデータアナリストの求人が結構少なくて、なかなか「これだ!」と思う求人が見つかりませんでした。応募した理由はHR系のデータ分析、ドメインにも興味があったのと、プロダクトに魅力を感じたためです。

ー私も求人を出してからすぐにSさんの応募が来たので、とても驚いた記憶があります。Sさんの応募があった時は「こういう人が必要だったんだよ」と理想とする人がすぐ来てくれたのにはとても驚きました。

副業には、なかなか企業と求職者がマッチしないケースが多いように思いますが、overflowとマッチできて良かったです。私にとって初めての副業でしたが、副業の受け入れ体制も整っていて、とても働きやすい印象を持ちました。

ーそもそも副業を始めようとしたきっかけは何ですか?

副業を始めようと思ったきっかけは、もともとコンサルタント時代にデータ分析を担当することが多かったのですが、案件単位で分析を行うことが多くプロダクトのデータ分析はあまり経験ありませんでした。サービスを成長させるための分析経験を積みたい、と思ったのが副業を始めたきっかけです。

ーご自身のキャリアの幅を広げていきたいという気持ちが、副業を始めるモチベーションとしてあったのでしょうか?

そうですね、それが副業を行う1番のモチベーションでした。これまでデータ分析をしていますと言っても、KPIの設計や、プロダクトをグロースさせるための分析経験数が少ないことに、キャリア的なギャップを感じていました。

ーコンサル時代の仕事内容について教えてください?

これまで経験してきた分析の仕事は、ピンポイントなデータ分析が多かったですね。製造業のクライアントの例で言うと、ある製品の不具合の要因解析といった目的のものが多かったです。その他色々な仕事がありましたが、事業戦略やプロダクトのグロースに関わるような案件はあまりありませんでした。

クライアントにデータ活用戦略や、データガバナンス戦略などを提案することもありましたが、コンサルの性質上契約がきれてしまえば途切れてしまうので。こういった経験から副業では戦略からグロースまで一貫して携われる会社を探していました。

ーoverflowで行っている業務内容について教えてください。

現在は、事業計画と実績のギャップ分析を担当しています。ダッシュボードを作成する過程で、まずは目標値と実績値のギャップを把握してデータを整備していきます。事業責任者と会話しながらミクロからマクロが把握できる流れでダッシュボードの作成に取り組んでいます。

overflowでは分析設計、分析、ビジュアライズ、インサイト抽出まで、幅広く携わることができて、とても良い経験になっています。

ー分析を進める上で、難しいと思うことはありますか?

ダッシュボードを作るだけで終わってしまうケースが多いように感じているので、実務できちんと活用できるものを作ったり、分析に落とし込んだりしていく部分は難しいポイントです。でも必ずやらなければいけない部分でもあるので、いかに利用しつづけてもらえるか?気を付けながら取り組んでいます。

ー作成したダッシュボードを利用してもらうために工夫していることはありますか?

Slackで定期的に配信する、分析の意思決定者にインサイトをレポートすることは必要ですね。加えて実際にどういうデータだったら見られるのか、見られていないのであれば「なぜ見られないのか」突き詰め、課題をきちんと分解してアプローチをつづけていく必要があると思っています。

ー組織にデータを見る習慣を根付かせていくのは、難しい課題ですよね。

そうですね、コンサルとしてデータ分析の支援をしていた時も感じることが多かったです。やっぱり忙しい現場の人たちにデータを見ながら改善してもらうことが理想なので、現場の人たちが面倒くさい作業だと感じないような、有意義に活用できるダッシュボードを作っていくことが重要だと思っています。

ーそうですね。そこは組織的な課題になっているので、ぜひ実現していきたいですね。

第一線で活躍するメンバーと働いて、新たに鍛えられた“全体を捉える視点”

ーSさんがoverflowで働き始めてから約1年、データアナリストとしてoverflowで働いていて面白いと感じることはありますか?

採用に関わるデータ自体が面白いですね。積極的に応募をしている方、Offersで副業を何度も受けている人の特徴など。とても興味深いです。
最初はどんなデータがあるのか把握するのにキャッチアップが必要でしたが、3か月が経つ頃には「こういう風に分析したら良いじゃないか」というイメージが出来るようになりました。

副業は注目されている分野なので、伸びているビジネスのデータを分析できることはビジネス目線でもとても面白いです。

ー本業とoverflowの違いは?

overflowはnotionを活用して、オンボーディングからナレッジの蓄積まで徹底してドキュメントを作成・管理していて驚きました。ドキュメントを残す文化が根付いている企業は、少ないと思っていて、特にベンチャーでは知識を体系化するようなことは後回しにしがちですが、overflowはスタートアップとしての勢いがありつつ、ドキュメントや業務フローも整備されている印象です。

ー逆に困ったことはありましたか?

思っていたよりも、業務にはスムーズに入れたのですが…やっぱり最初はデータのキャッチアップが大変でした。完璧にデータ定義書まで落とし込まれている訳ではないので、データ整備は発展途上と感じました。

ー現在副業でデータアナリスト3名働いていますが他のメンバーの印象でしょうか?

とても優秀な方が多い印象です。メガベンチャーの第一線でデータアナリストとして仕事をしてきた人たちと一緒に働けることは、とても良い経験になってます。分析の切り口、観点がとても学びが多いです。

ー特にどのような点が参考になりましたか?

1番は「全体を捉える視点」です。例えば1つの分析テーマを考える時、単一の事象を深掘っていきがちです。まずは広く考え、影響する要因はなにかを特定していく。この思考プロセスがとても参考になります。

顧客行動を総合的に判断するヘルススコアの設計では、どのようにユーザーを評価するとステークホルダーは行動に移せるのか?という視点で設計を行います。全体を捉える視点、影響要因を特定しスコアリングする設計力。設計した指標をビジネス行動と紐付け、意思決定や行動を促すまで緻密に考えられていて、とても参考になりました。

ーメガベンチャーの第一線で活躍しているデータアナリストと一緒に仕事ができるのは面白いですし、自分の成長に繋がったりますよね

そこは副業で働く時の大きな利点だと思います。データプロダクトマネージャーや、BizOpsなどデータを活用する新たな職種はどんどん増えています。一緒に働くメンバーから、幅広いキャリア選択があることに気が付きました。

ビジネスインパクトを意識したキャリア形成が重要

ー今後アナリストとして、どういうキャリアを積んでいきたいですか?

プロダクトとアナリティクスは親和性がとても高いと思っているので、ここを掛け合わせたキャリアを形成していきたいです。

具体的には、プロダクトをグロースするための分析。グロースさせるためにどのようなデータが必要なのか?データを活かしてどのようなビジネスを展開できるのか?データ分析から大きなビジネスインパクトをだせる経験が必要だと感じています。

ー ライフ軸でのイメージはありますか?

割と仕事を楽しむタイプなので、ある程度のワークライフバランスを取りながら楽しく仕事に取り組んでいきたいですね。今は本業、副業との業務バランスが、ある程度取れているのかなと思っています。

年齢を重ねれば、長時間働き続けることも難しくなってくると思うので。時間をかけるだけでなく、どう自分の知識を活かしながら企業に貢献していくか、今後考えていかなければならないテーマだと思っています。

ーありがとうございます。最後に、overflowについて一言お願いします。

overflowはとても良い環境だと自信を持って言えます。また、Offers.jobsに公開されているデータアナリストの求人も多くて副業を始めるならOffersで仕事を探すことをおすすめします!

ーなんだか言わせてる感ありますねw ありがとうございました。

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