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オフィスデザインのXファクターである”Experience”について

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アフターコロナのトレンドの⼀つとして、海外ではオフィスデザインにおける“Experience”が重要視されています。
⼈々は働く環境だけではなく、全ての⽣活環境において良い”Experience”を求めています。その背景としては、コロナ渦で⼈々はこれまでに体験したことのない状況に直⾯したことです。
⾃分や家族、⽣活、仕事に対する意識が変化し、これまでの常識を⾒直す中で、⽇常での様々な”Experience”に対して敏感になっています。

▼目次
1. 5つの”Modes of Experience”
2. デザイン⾯で考慮すべき内容
3. 良い”Experience”を与えることによって得られる効果
4. まとめ

1. 5つの”Modes of Experience”

ここで挙げる良い”Experience”の要素として、Gensler のレポートでは、Task、Social、Discovery、Entertainment、Aspirationという5つの”Modes of Experience”が定義されています。
これは、⼈々がある空間を訪れる⽬的の根幹となる“Experience”の定義となります。
それぞれのカテゴリーには⽬的があり、下記のように定義されています。

Task mode︓特定の何かを達成するという⽬的意識がはっきりしていることを表します。(例︓仕事、会議、買い物)
Social mode︓他⼈との関わりを求めていることを表します。多くの場合、他のモードと組み合わされます。(例︓友⼈と⾷事やレジャー)
Discovery mode︓他の活動の合間の休憩時間など、⼀息ついている時で、具体的な⽬的を持ち⾏動していないことを表します。(例︓書店でぷらぷら、散歩)
Entertainment mode︓⽇常⽣活から離れ、娯楽を求めていることを表します。(例︓映画、観劇)
Aspiration mode︓⾃分⾃⾝の成⻑に繋がるより⼤きな⽬的を求める経験を表します。(例︓スポースクラブ、セミナー、学校)

Gensler Research Institutes Experience Index

2. デザイン⾯で考慮すべき内容

上記の5つの”Modes of Experience”が⽬的とする”Experience”を満たすために⽋かせないのは、空間デザインにおける、ルック&フィール(外観と体感、操作感)となり、各カテゴリーの、デザイン⾯で考慮すべき内容は下記となります。

Task mode︓⾃分でコントロールできる環境、集中できる効率的で移動しやすい空間を求めています。
Social mode︓社会的繋がりと共同体意識をサポートする様々なスペースを提供することが重要です。
Discovery mode︓インスピレーションや信憑性、⽬新しさが重要です。 発⾒モードのユーザーは、予期せぬことに対して最もオープンです。
Entertainment mode︓娯楽⽤に設計された空間は、記憶に残りインパクトを与える斬新でユニークなデザイン機能を採⽤する必要があります。
Aspiration mode︓より⼤きな使命と⽬的に導き、個⼈の成⻑とインスピレーションのための機会を提供することが重要です。

Gensler Research Institutes Experience Index

以下の最近の海外のオフィス事例では、上記の要素を意識したデザインが多くみられます。

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dropbox
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Warner Music Group
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adidas
Publicis

机で埋めつくされたオフィスデザインではなく、家やカフェ、ホテル、オフィスの境界線をぼかしたデザインとなっています。
⾒た⽬も使い⽅もオフィスは単に“働く場所”ではなく、個々が⽬的を持って⽇常⽣活の⼀部として利⽤する”集まる場所”へと変貌しています。 これは、従業員が期待する様々な”Experience”を実現するためでもあり、ビジネスパフォーマンス・成⻑や従業員の“Wellbeing”に対してポジティブな効果が実証されています。

3. 良い”Experience”を与えることによって得られる効果

Gallupのリサーチでは、良い”Experience”を与えることによって下記の効果が得られています。

・⽋勤 41%減少
・離職率 24%減少
・⽣産性 17%向上
・満⾜度 66%向上
・売上 20%増加
・収益性 21%向上
・10%⾼い顧客評価

GALLUP : Gallupʼs Perspective on Building a High-Development Culture Through Your Employee Engagement Strategy Report

4. まとめ

今後のオフィスはABW を中⼼とした働く機能が収納された箱ではなく、⽇常⽣活の⼀部として様々な”Experience”を体現できる場所として再定義する必要があるのではないでしょうか。また将来的には、5 つの”Modes of Experience”がフィジカルの世界とバーチャルの世界でシームレスに掻き合わされ、新たな”Experience”が創出されるでしょう。
近年、⽇本におけるのオフィスデザインも海外に追いついてきている部分もありますが、機能・タスク・什器をベースとしたデザインが未だ多いのは否めません。改めて”Experience”をXファクターとして、オフィスデザインを⾒直すべきではないでしょうか。

・本記事の内容は、公開日時点の情報をもとに作成しています。

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