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離島カフェ卒業と2023年の目標

明けましておめでとうございます。

薬剤師 × 英語大好き はるかと
離島暮らしのクリエイター まきこ。
道を外れた薬剤師2人が送り合う
はるまき交換日記。

今日はまきこがお届けします。

はるか日記を読んで

2022年も大変お世話になりました。

今年もお互い、ここに書ききれないくらい
濃くて充実したハッピーな年にしようね。


noteで交換日記をはじめて3年。
昨年秋、ついについに
五島へはるかちゃんがやってきた!

旅の感想を書いてくれた前回の日記は
画面越しにも、過去1番の熱量が伝わって来たよ〜!


・島民さんの無償の愛がものすごいこと
・島内ではお金ではないモノが巡っていること
・唯一無二がたくさんあること


うんうん!そうなのよ!
って、読みながら頷いちゃう内容ばかりだった。


はるかちゃんは、フィリピン留学の時にも
同じような感覚を味わっていたのね。

まだ足を踏み入れたことのない地が
急に身近な場所に感じられる、初めての感覚。

わたしは外国に留学をしたことはないけど
奈留島生活も、言葉の通じる海外留学だなぁとは
いつも感じていて。

わたしたちの「当たり前」の枠を外れた
異文化なここにあるのは、かつての日本に存在し、
同時に今の都会人達が
これから目指していく先にあるような
そんな暮らしな気がしてならないのだよね。

お金では買えない「ほんとうの豊かさ」が
当たり前に、そこら中にゴロゴロ転がってる奈留島。

はるかちゃんはたった1回の旅で
その多くを感じ取れていてすごいなって思ったよ。

わたしは、2年ここに暮らしていても
まだまだ学ぶことがいっぱいです。

奈留島は、みんなで島を活気づけている。
少ないからこそ、一人一人の活躍が貴重になってくる。
奈留島にいる人はみんな、唯一無二の存在なんだよね。
人口が少ないからこそ、一人一人の存在意義が大切で、一人一人の動きが輝いて見えるんだね。
前回のはるか日記より

これはね。
内の人はもちろんだけど、外から訪れた人にとっても
奈留ってそういう場所なんじゃないかと思っていて。

自分の唯一無二さに気づける場所


はるかちゃんが、奈留島旅行を
進路を決めるきっかけになったって書いてくれてて
とっても嬉しかった。

そして、同じようにここを訪ねたことが
人生の転機になっている友人が
なんと、他にも何人もいるんだ。

ただただ、雄大な自然が存在して
そのままの自分を受け入れてくれる人たちがいて
そういう場所では、自分のことがより
色濃く見えてくるのかもしれないね。

はるかちゃんの新しい目標達成への道
心から応援してるね!


離島カフェ店長の卒業

昨年いっぱいで、奈留島に暮らすきっかけをくれた
カフェ店長としての人生を卒業しました。


まる2年をかけて、わたしはここで
豆からコーヒーを淹れるようになり
粉からケーキやパンを焼くようになり
スパイスからカレーを作るようになり
奈留や、ここに暮らす人をますます好きになった。

看板を出すたび島内外に繋がりの輪が広がって
だれかとだれかが出会い、会話が生まれる瞬間に
度々やりがいを見出してもいた。

「もっと長くこの町で暮らしたいなぁ」
そう考えるのは、自然な流れだったと思う。

そして昨年の春、この町に住民票を移した頃
島の人口が2,000人を切った。

日本全体で見ても高齢化と人口減少は進んでいて
離島人口は数分の一に縮小していて
この流れをどうにかすることは、1人の力じゃ難しい。

だけど、それでもここに長くいたいと思うなら
人の暮らしがある、今の奈留島を
より多くの人に知っていてほしいと願うなら
お仕事でも暮らしでも
もっと外と繋がる努力をしなくちゃいけない。

そう考えて、名残惜しいけど、だからこそ
前向きな気持ちでここを離れることに決めたよ。


だれかの人生と生まれ変わっていたかのような
それが自分の人生の一部であることが不思議すぎる
奇跡みたいな2年間だったなぁ。

ほんとうに幸せな記憶でいっぱい!

私の卒業を、ここで会えなくなることを
惜しんでくれる人がいたこと
試行錯誤で磨いてきたメニューを
「もう食べられないの?」
と言ってくれる人がいたことは、
自分にとって大きな財産になったよ。

最後にはるかちゃんとも、ここで会えて嬉しかった。
ありがとう。

2023年の目標

閉店間際は、どこかから噂を聞いたのか
駆けつけてくれた島内のみなさんに、

「奈留島を出て行っちゃうんでしょ?」

って、何度も尋ねられた。
(お餞別までもらっちゃった!)


違うんです。
奈留島にこれからもいるための、卒業なんです。
って、ひとりひとりとお話した。


2023年は、島の中で拠点を移して
これまでにも続けてきた絵や写真や言葉
クリエイティブ活動に使える時間を増やして
島外と繋がる機会を増やせたらと思ってるよ。

具体的には
・オリジナルグッズを増やして、出店機会を増やす
・オンライン販売の機会も増やす
・島内外の物語ある人やお店ともコラボできたらいいな


カフェにいながらも、島内外の人
とくに島民さん同士をつなぐ場作りはできるのだけど
それはあくまで受動的なものだったから、
2023年はもう少し主体的に
外と繋がっていきたいと思ってる。

逆を言えば、自分が動かないことには
誰とも繋がれない環境になったということ。

はるかちゃんほどのアグレッシブさは無くても
奈留をもっと知ってもらえるように
少しでも長くここで暮らしていけるように
わたしなりに頑張ってみるね。

人を呼びこむ力と、経済的な余裕ができたら
いつか、カフェのように集まれる場を
今度は自分でも持てたらいいなぁ。



働き方や暮らし方がまた変化して
人と自分と、対話が増えそうな今年の目標は

「受け容れる」

世界のありのままを受け容れる
人のありのままを受け容れる
自分のありのままも受け容れる

思ったとおりにいかない時にも
嘆いたり諦めるのではなくて、いったん受け容れる
その上で、今できることを考える。

その力を磨いて、まわりと心地よく繋がりながら
自分の役割を自分に合った方法でコツコツと
より良い未来に向けて全うしていきたいな。

はるかちゃんはもう、今年の目標は決めたかな?
よかったらわたしにも聞かせてね。

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