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人生に大きく影響する奈留島との出会い

こんにちは。

薬剤師 × 英語大好き はるか
クリエイター × 島カフェ店長 まきこ
道を外れた薬剤師が送り合う
はるまき交換日記。  

今日ははるかがお届けします。


前回のまきこ日記はこちら↓


まきこが書いてくれたように、まきこに会いに奈留島に行ったんだよね。

まきこには感謝しかないよ。
奈留島に出会えてよかった。それをつなげてくれたのが、まきこで良かった。

まきこへの大きな感謝の気持ちも込めて、さっそく奈留島の感想を語らせてもらおうと思います。


(1)ついに奈留島に上陸!

2022年にやりたいこと「奈留島に遊びに行く」。
まきこと私と共に行ってくれた友人たちのお陰で、叶えることができました。


奈留島に行って本当に良かった。
こんなにたくさんの気づきを与えてくれる場所なんて、思ってなかったよ。まきこが大切な場所が、魅力がないわけないもんね。


旅行といえば観光がメインになりがちだと思うけど、今回私が体験したかったのは「島での暮らし・日常」と「人との繋がり」。
まきこがたくさんアポイントを取ってくれたお陰で、十分に満喫させてもらいました。


書きたいことはたーくさんあるけど、特にまきこに伝えたいことを3つ、旅行の感想として紹介しようと思います。


(2)奈留島の魅力1「島民からの無償の愛」

何でも損得勘定で動いちゃう。私はこれだけしてあげたから、同じだけ返してもらえないと何か不満。次にその人に出会った時、少しだけあげる愛情を減らしちゃう。
これ普段の私。


でも奈留島の人たちは、そんなこと少しも考えてないんだね。

誰かがやりたいって思ったことに対して、自分ができることは惜しみなくやってあげちゃうんだね。


観光に連れて行ってもらったり、船釣りさせてもらったり、飲み会に招待してもらったり。
初対面の私に、こんなにたくさんの愛をくれるの?ってびっくりしちゃった。





私はこの経験を以前にしたことがあった。
それがフィリピンに留学した時なんだ。


フィリピンの人たちも、私が困っていたら絶対に手を差し伸べてくれた。
ギリギリになって「実は困ってたんだ、でももう大丈夫」って話したら、「何で相談してくれなかったの?」って言われて、そこからすごい速度で準備してくれたことがあった。


一度仲良くなったら、いろんなイベントに誘ってくれた。
たった数ヶ月しかフィリピンにいないのに、そんなの関係なく接してくれた。






人に優しくするには、まずは自分を満たしてあげなきゃいけない。
自分が持っているコップが水で満たされ、そこからこぼれた分だけ人に優しくできるのかなって思ってる。


奈留島のみんなも、フィリピンのみんなも、そのコップが小さいから、あふれる量が多いから、人に優しくできるのかな?


いや、違うね。


持っているコップの大きさは、きっと私と変わらない。

お互いのコップを、常にお互いの水で満たし合ってるから、常にコップから水がこぼれている状態なんだ。

少し減ったとしても、すぐにまた満たされることが分かっているから、減ることがちっとも怖くない。


(3)奈留島の魅力2「お金っていつ使うの?」

奈留島にいる間、こんなに長い時間、お金を見ない経験をしたのがびっくりだった。


車で観光案内するなら、1時間何円ってお支払いすべきだし
船を出してもらったら、燃油代はかかるわけだし
飲み会では、机の上にところ狭しとお酒、お刺身やお肉が並んでいて、全部もらったって言うし
奈留島から帰ろうとしたら、釣りたてのお魚が届いて、急にお昼ごはんが増えるし。

常に感動で感情が揺さぶられてたよ!


奈留島ではこれが、日常なんだよね?
「誰かが来る」とか「どこかで集まる」って聞いたら、みんな無償で何かをしてあげちゃったり、プレゼントしちゃうんだよね。


あり得ないよ!「悪」がなさすぎて、天国にいるみたいだったよ!


(4)奈留島の魅力3「唯一無二がたーくさん」

この思いを1番強く感じたのは、奈留島でたった1つしかない薬局・奈留薬局の存在。


私が住んでる街には、薬局はたくさんある。
私の薬局に来てくれる患者さんにはもちろん、私ができる最大限を渡しているつもり。


でも、どこかあきらめてるところもあったんだ。

患者さんが早く帰りたそうにしてたら「早めに切り上げよう」「私とは合わないんだね」。
薬局はここだけじゃないもんね。
私がイヤなら、他に合う薬剤師を見つけて、そこでたくさん愛情をもらってくださいね。


実際にその患者さんが来なくなると「やっぱりね」ってあきらめてた。
むしろ、次に来なくなっても気づかない時もあった。

私は、たくさんある薬局の中の、一薬剤師に過ぎないんだなって思ってた。


こんな考えだからいけなかったのかもしれないけど、
でも奈留薬局はちがうよね。


奈留島にいる患者さんを支えられるのは、奈留薬局だけ。
奈留島にいる患者さんがお薬のことで頼りにできるのは、奈留薬局の薬剤師だけ。
性格が合う合わないじゃない。患者さんを守るんだ!

重圧はすごいものだと思うけど、「自分しかいない!」って思える責任感・やりがいは、私の心を震わせるよ。


奈留薬局の存在を知ってからは、目の前にいる患者さんには自分しかいないと思い直し、少しは頑張るようになったと思う。

でも環境が違うから、奈留薬局の薬剤師と同じ責任感を持って働くなんて、私には出来ない。






私が住んでいる街は、たくさんのみんなで、街を動かしている。

街が大きく、人口が多いから、一つ一つのお仕事に携わる人数は多い。


でも奈留島は、少ないみんなで、島を活気づけている。
少ないからこそ、一人一人の活躍が貴重になってくる。

奈留島にいる人はみんな、唯一無二の存在なんだよね。


滞在中にたくさんの人に会った。

すれ違っただけの人もいたけど、一人一人が特別に見えた。


島にたった2つしかないガソリンスタンド。
日曜日に閉まっているのを見たから、月曜日は開いていて、会えたのが嬉しかった。


ドライブしている時、1人で公道を掃除している人を見かけた。
私の街でも当たり前に見る光景。その人も、ただ自分のお仕事をしていただけなのかもしれない。でも奈留島では違って見えた。

あなたが掃除してくれているお陰で、道路が綺麗に保てているんです、ありがとうって心の底から思えた。


奈留島に行くまでは、人口が少ないところって、いろいろ大変なだろうなって漠然と思っていた。


でも違うんだね。


人口が少ないからこそ、一人一人の存在意義が大切で、一人一人の動きが輝いて見えるんだね。



(5)私はきっと「あなた」に愛を渡したい。

私が持っているコップは、常にほぼ満たされた状態にあるんだけど、
あまりに多くの人に水をあげ続けてしまったり、
自分のことしか考えていない人に接しすぎると、
大量にお水が減ることがある。


減ったことを感知した私は、自分を満たすために、慌ててコップに蓋をして、誰にも渡さないようにする。


この経験を繰り返すと、
「人のためにお水あげすぎていいのかな?」「また同じ経験をすることになるんじゃないかな?」と悪い方に頭を働かせてしまい、水を出し渋るようになる。


それでも私は、再びコップの蓋を開け、目の前にいる「あなた」に愛情を注ぎ始める。


おこがましいんだけど、
たぶん私は、
常に誰かに愛を与えたい人。
愛を渡し合うことに感動し、感謝できる人。


でも、それを無限にやり続けると、自分が疲弊しちゃう。
それが今までの私なのかな?
私は自分が傷つかない場所を知らなかった。


同じ日本に、自分の理想的な生き方ができる場所があることを知った。
それが奈留島だった。


まきこが奈留島を気に入り、頻繁に通うようになり、移住することになった理由、よく分かったよ。


たった一度、たった三日間しかいなかった私でさえも、
こんなにたくさん感情を揺さぶられ、奈留島のことが大好きになったもん。


まきこが、奈留島の存在を私に教えてくれて、その架け橋になり続けてくれていることに、とても感謝しています。

本当にありがとう(^^)


私は必ずまた、奈留島に行きます。
そして、それは遠い未来ではないと思うよ。



(6)ちょっぴり考え始めた、私の将来

今はまだ、ほんの少ししか考えていないし、
実現する可能性はかなり低いかもだし、
奈留島と長くて深い繋がりを持っているまきこに話すのは、おこがましいかもしれないんだけど…


って、めちゃめちゃ長い前提(笑)


実は奈留島滞在の最後の日、車窓から民家の綺麗さをチェックして
地元に帰ってからは、奈留島の空き家状況をチェックしてるんです(笑)
そして、奈留薬局の求人がなくならないかもチェックしてます(笑)


ちょっとの期間でいいから、奈留島に住んでみたいなぁって思ってるんだ。


今の薬局を退職して、海外から帰ってきてからの話になるから、めちゃめちゃ先なんだけどね。


奈留島での生活はたった3日間だったんだけど、その環境は、私がフィリピンで体験したことにすごく近くて、

まるでフィリピン留学の続きを経験したかのような温かい気持ちになってるんだ。


私にとってフィリピンは、第二の故郷。
だからこそ、奈留島に対して、尋常じゃない親しみを持ち始めていて。

フィリピンは外国だけど、奈留島は日本だから、行きやすさは比べものにならない。





この前英会話教室に行った時、先生に何気なく話したことが、これからの私の進路の大きなヒントになったので、紹介するね。


「奈留島から帰って思ったんだけど、奈留島ってすごく良いところだから、いろんな人に知ってもらいたいな。
日本の人だけじゃなくて、外国の人も絶対気に入ると思うんだよね。

私が英語で奈留島の魅力について紹介できたら、気づいてくれる人いるかな?
気づいてくれる人がいたら、島の人がやってくれたみたいに、今度は私が案内したいな。

私が島にいてできるお仕事って、今は薬剤師しかないけど、
島の案内をするなら、全国通訳案内士っていう国家資格を持っていると、少し収入になるから、頑張って取ろうかな。

そうなると、次の海外留学では、英語を使ってどうやって観光業に携わればいいか、勉強すべきだよね。」


次の海外留学は、
「英語が自分の口からスムーズに出るようになる」
というふんわりした目標だったのが、

「日本を海外の人に紹介するために必要な英語が話せるようになる」
に変わりました。


奈留島に住んでいるみなさんは、今の奈留島の人の多さや環境を気に入っているって言ってたし、

私も今の奈留島だからこんなに大好きになれたのかもしれないから、あくまでも妄想の話なんだけどね。


でも、奈留島への旅行が、私の将来の進路を決める大きなきっかけになったことをまきこに伝えたくて、

今私が考えていることと、こっそりチェックしていることをお話させてもらいました。


奈留島って、すごくない!?(笑)


(7)おわりに

今回の日記では、私が奈留島に実際に行って感じたことを、思うままに書かせてもらいました。


書けば書くほど、奈留島での楽しかった・ほっこりした経験を思い出し、目頭が熱くなっています。


まきこがいなかったら、奈留島の存在を知らなかった。

まきこがいなかったら、出会えなかった人がたくさんいた。

まきこが今まで、奈留島をとても大切にし、みんなと丁寧に接して来て、
それをこの交換日記でもつづり続けてくれたから、ステキなものが私にまで伝わって来た。


本当にありがとう。


長くなりましたが、まきこと奈留島のみなさんに大・感謝し、はるかの日記を終わらせてもらいます。

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