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なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか? ビジネス書レビュー

はじめに

私たちの身の回りには、日常生活の中で何気なく目にする現象や事象が溢れています。しかし、これら一見平凡な疑問が、実は私たちの経済センスを磨き、社会や経済の仕組みを理解する鍵となることがあります。
「なぜ駅前の古びた靴店はお客さんが来ないのに経営を続けるのか」「なぜ新幹線の駅は片側だけ発展しているのか」など、日常のさまざまな疑問を深掘りすることで、私たちは経済の原理原則を学び、より豊かな社会生活を送るための洞察を得ることができます。

本の概要

本書『なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか?』は、身近な疑問を数字を通して解き明かし、読者に経済センスを養うことを促す一冊です。
著者は、日常生活で直面するさまざまな現象について、なぜそうなるのかを経済学の観点から解析します。そして、イタリアの銀行がチーズ倉庫を持っている理由や、コンビニでお金をおろさない人々の経済的利益について、具体的な数字を用いて説明することで、読者に経済の仕組みを理解させます。

要約

著者によると、経済センスを醸成するためには、まず身の回りの事象に対して違和感を持つことが重要です。
その違和感を持った時、それにフォーカスし、自分なりの仮説を立ててみる。その仮説を数字を使って検証し、結果を人に話したりブログに書くなどしてアウトプットすることが勧められています。
この一連のプロセスを通じて、私たちは数字に強くなり、経済的な思考が自然と身につくのです。

感想

本書を読んで、私は日常に満ちるさまざまな疑問に対して、数字を基にした新たな視点でアプローチできるようになりました。
例えば、街中でよく見る唐揚げ店の増加や、ふるさと納税の最適な利用方法など、普段思いもよらないテーマが、数字を通して明快に解き明かされるのを見て、驚きと同時に深い理解を得ることができました。
また、ビジネスシーンでの財務分析や市場の理解にも役立つ知識が詰まっており、特に若手のビジネスパーソンや、これから社会に出る学生にとって、この本は貴重な指針となるでしょう。

まとめ

『なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか?』は、ただの経済学入門書以上の価値を持っています。
この本は、数字を通じて世界を理解し、より良い判断を下すための思考法を身につけるための実践的ガイドと言えるでしょう。
ビジネスシーンのみならず、日常生活においても、この本で学んだ知識と洞察は、読者にとって大きな資産となります。経済的な視点から世界を見ることで、私たちの生活はより豊かなものになることでしょう。


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