人の手を借りよう

夏ですね。きゅうりにトマト、暑野菜が美味しいです。鎌倉は山が多く、特に我が家には裏山からのひんやりした風が吹き抜けて、涼しく快適に過ごしています。もちろん、我が家にはクーラーや扇風機はないのです。

生まれた子猫も10週目をすぎ、赤ちゃんからすっかりおしゃまな少女の風情に。生活を観察して、人間のペースもしっかり学んでいます。

ママ猫お疲れモード

兄弟子猫たちも里親さんのお宅ですくすくと育っているようでありがたいです。うちでは威勢の良い第一子が走り回り、その傍らで疲れたママ猫が暑さに溶けています。
ママ猫はやっと1歳になったヤンママ、実は18歳ぐらいですが、立派に出産・子育て・巣立ちを終えて、「アタシ疲れたわ〜、ちょっと撫でて〜」という感じを醸しています。子猫のペースで、尻尾を齧られたり、飛び掛かられたり、全力で一緒に遊んでいるので、これは出産育児疲れですね。
私が撫でると心底リラックスしてくれる様子。手の温かさでお手当ね。

人の手を借りる

合わせ鏡のように私も同じ。
何がどう、疲れちゃったのかわからないのですが、エネルギーが低下してしまって、右腕を痛めて動けないまま、何人にも助けてもらって回復中です。

スポーツ整形・精神科・カウンセリング
痛めた右腕とメンタルのケアは、自力で直そうと思わずにちょっとよりかからせてもらっています。自ら治ろうとすれば治るのかもしれない。でもあえて、この三者には甘えてみています。そうすることで客観的になれる。

信頼しているヘアアーティストさんに久しぶりに髪を切ってもらいつつ、とても的確なアドバイスをいただきました。求めすぎないで、ちょっとした幸せな瞬間を胸に抱いて、日々淡々とやるべきことをする。人の手を借りたいと思うけど、自分でやるしかないことをやるしかない。本当にそう。できることと、やるべきことだけを丁寧に、淡々と行って、眠って、目覚めて。

私の不調を案じてくれていたフェルデンクライスセラピストの友人とタップダンス交換レッスン。
フェルデンクライスとは、身体の動きに注目することで脳の連絡を変えて心の動きを変えていくようなメソッド。痛めている右腕の緊張から、全身に緊張が及んでいたのかもしれないな。軽いタッチングの施術の後には、心もふんわりと軽く。
続く私の交換タップレッスンは、身体の中心を確かめる基礎練習。タップ基礎の奥義とも言えるこの基礎練、身体のことを探求されている方ほどその価値に気づかれます。気づいてもらえて嬉しかったです。

他にもさまざまな気をいただいて、この日々があります。

あくびの一瞬前

あーーーぅ

あくびを撮ったわね！

美しいものに囲まれている

実はさまざまなものに優しくされながら毎日を送っていると気づく。
優美な動きの猫たち、良い大人になった娘、庭の野草、我が家に眠る古布。
身の回りに目を向けて、その美しさを改めて感じてみると、とてもありがたいな。

この数日はひたすらに足踏みミシンで着るものを縫っていて、手元にある素材の着物地はどれも美しく、丁寧に作業することで心も整うよう。
自然の美しさを生活に取り入れてきた日本の文化は、やはり素晴らしいなと思います。紅絹を裏地にしていたのは体に与える影響も大きい色だからでしょうね。

今はあらゆるものから力をもらってばかりだけど。
頑張るという強張った感じじゃなくて、この柔らか〜い感じも、大切なことのように思います。

そろそろおっぱいはおしまいですよ〜。