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するするエッセイ【おどってくらす 】#28

さぶすくマガジン「くまのつべこべ」するするエッセイです。毎月15日と30日に更新されるこちらのエッセイ。どんな事を書くのか…僕自身も楽しみにしておりますので、どうぞ宜しくお願いします。

沢山感じて、良く考えて、最後にシンプルになる。
そんな事の大切さを日々実感しております。

わたくし事ですが、先週初めて舞台が中止になる。と言う事を初体験いたしまして。

それが悲しかったとか、辛かったとかではなく、演出家としてたずさわっていたので沢山の判断や報告や相談を短期間で浴びた時間だった。そんな印象を今は持っています。

なのでその期間に考えた事は沢山ありましたし、人の事を僕なりにやはり沢山考えました。
1つの事柄を複数の人に伝える時にどんな伝え方が正解なのか?
正解なんてありませんが、どんな言葉が1番みんなの心が平和にたもてるのだろうか?

まずはそこを本気で考えます。

しかし、誰かの事を思いすぎるとその対極にいる人を悲しくさせるし、そこにより過ぎると誰かを取りこぼしてしまいそうになり、答えなんて瞬時には出ないんですね。
でも考えます。
色々な人間の感情の可能性を考えることでしか、人への想像力ってつきませんから。
それでも考えます。

いつしか自分の脳みそが、暴飲暴食を続けてしまった胃袋のように拡張して披露してくるんですね笑
そして、そこでやめましょう。
人の気持ちを考えすぎる事はやめるんです。

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ダンス劇とは、日常に溢れるダンスのような瞬間や、演劇のような時間を切り取り、身の回りの【生きる】を楽しむ行為です。 ダンス劇作家として公演を続ける熊谷が、舞台から飛び出し、楽しむを皆様と共有するマガジンです。

ダンス劇作家「熊谷拓明」が、踊り続ける中で身に着けた【生きる】を楽しむ術を、■エッセイ■ダンス朗読劇■オリジナルダンス劇映画■ラジオ■対談…

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