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踊場ヒロシ
2019年7月17日 03:16
以前、カットとシャンプーが別料金の美容室に行った時のこと。格安カットのお店だ。僕は髪を切りに行ったら、やっぱり頭は洗ってほしい。いや、まあ誰でもいいから、いつでもいいから洗ってほしい。こういうお店で頼むシャンプーには、つい多くを求めてしまう。これが資本主義の恐ろしいところだ。その日頭を洗ってくれたおっさんはドン小西のようだった。洗い足りない。僕はドン小西は求めていない。「かゆいとこ
2019年7月17日 01:39
大学4年生、2001年の夏。宝くじに外れるように、僕は全ての公務員試験に落ちた。うどん屋のアルバイトを一か月でクビになった時も多少は堪えたが、これは親善試合ではない。人生の公式戦での敗退である。社会から「あ、君は要らないから」と宣告されたような気持ちになる。それまで要領よく生きてきた僕にとって、横並びから脱落するのは初めてのことだった。挫折、と言っていい。友人達は皆、民間企