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くらしのスケッチ

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#上間陽子

言葉を、聞かない

『言葉を失ったあとで』(信田さよ子✕上間陽子)は、至るところに読み返したい部分がある本だったが、特に「第5章 言葉を禁じて残るもの」がよかった。

「言葉を禁じる」ということ。臨床心理士の信田さよ子さんは、相談者の方に、自分の固有の体験を近代的家族言語で語らせないのだという。

昨日、自分の携帯電話の番号を公開して、もう10年以上、死にたい人からの電話を聞いている坂口恭平さんが、Twitterで近

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