今すぐできる!子ども主体の保育への転換の3つのヒント~補足編~問いのスケールダウン

まあね、そんなすぐに子ども主体の保育になんか転換できないよ、と内心は思っているわけではありますが、とはいえばそれは考え方、なんですね。

ここからは、少し補足編です。

なぜ、「できない」と思うのか。について、です。

特に、②で紹介した「記録」というのは、具体的に行動を起こすための1つのきっかけに過ぎません。もっと言えば、具体的な行動であれば何でもいいのです。

しかし、どう動いていいのか分からないという人がかなりの多数派でしょう。


なぜ、動けないのか、内省してみましょう。


もしかして、物凄いこと、壮大なイメージをしていませんか?


一斉保育中心の園から、自由遊びの時間が増え、遊び中心の保育となる・・・とか

今まで沢山あった行事が、全てなくなる・・・とか

もし園によっては、できるもしれませんが、園によっては絵に描いた餅かもしれません。

後者の場合は、それは無理です。いや、無理というより、それは長期戦になり、戦略が求められますし、場合によってはあなたのキャリアの積み重ねを待つほかないかもしれません。

大事なことなのでもう一度言います。

何かをしようとするときに、最も大事な事は、行動すること、です。

後先考えずに、行動すること、です。

デューイは、「learning by doing」という言葉をのこしました。今のアクティブラーニングの礎を築いた人です。なすことによって学ぶとは、子どもだけではありません。

大人もそうです。将来の為に、何かをするのではなく、今、そのことが必要だから行うのです。そのことが、やがてあなたの血となり肉となります。


話を戻します。

なぜ、躊躇してしまうのか。

それは、問いのスケールが大きいからです。

問いのスケールが大きい=壮大な妄想と現実とを比べてしまう事で、
やるべきことの見通しが立たなくなってしまうという図式が成り立ちます。

以前、問いのスケールについて書いていますので、こちらも見てみて下さい


もう少し、問いのスケールをダウンさせましょう。

つまり、今おかれた環境の中で、自分にできることは何かということを考えるということです。

それは、一人ひとり異なります。

よく、こんなことしかできないと、恥じる人もいます。

それは違います。

行動に小さいも、大きいも、ありません。

デューイの言葉を思い出してみましょう。

「learning by doing」です。

目的は、保育を変えるということかもしれません。が、

もう一つあります。

それは、あなた自身の学びが深まることです。

結果的に、園が何も変わらなかったとしても、そこで何らかの行動を起こしたあなたには、学びが起こるはずです。

行動することで、あなたが学び、その結果として園や保育が変わる。

この図式が、最も大事な事です。

そのための、doです。

保育は楽しい。色々なことを経験して出てくる「楽しい」は、
一味も、二味も違います。

共に、保育を面白がりましょう。

さて、今日も現場で保育をオモシロがろう。

では。

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