今すぐできる!子ども主体の保育への転換の3つのヒントその2〜他人事から自分事へ〜

今すぐできる子ども主体の保育への転換の3つのヒント、その②は記録です。

いや、うちは書き仕事がたくさんあるから、日々の記録に加えて増やすことはできない、と思うでしょう。

しかし、簡単でいいのです。題して、悪口日記。ネーミングが悪すぎます。

どんな時に、違和感を覚えたのかを、細かいことから大きなことまで、書き連ねましょう。

行事やカリキュラム、給食時の配膳の仕方など、多岐に渡るかもしれません。

とにかく、書きまくりましょう。一体、いくつ出てくるでしょうか。たくさん出てくれば、出てくるほどいいと思います。

悪口日記と書きましたが、言葉を変えれば、課題の生成です。あなたが感じる違和感が、その園の課題となり得る可能性があります。

しかし、その違和感というのは、同じ環境に長くいればいるほど、消失もしくは箱の中にしまいこみ、違和感自体を無かったことにするということが起きます。

なぜなら、初任者であればあるほど、よっぽどの芯がある人でない限り、その環境に慣れようと、適応させるからです。適応するためには、違和感を変えなくてはいけません。


この課題生成ならば、個人の作業なので、すぐにできると思います。

30の課題が挙がったならば、たら・れば思考で、どうすればこの課題が解決するのかを考えていきましょう。ここが重要です。

現実には、課題解決に至る道のりは、問題が山積し、解決には程遠いかもしれません。しかし、一旦、現実は置いておいて、どのようになれば解決するのか、またはより良くなるのか、自分に引き寄せて考えること。

この「自分に引き寄せる」ということがミソです。

つまり、課題を挙げている=愚痴を言っている段階では、あなたの思考の位置は、
【自分ごと】ではなく、どこか【他人事】なのです。

はあ?こんなに悩んでいるのに、なぜ自分事ではないのか。


それは、悩むこと、悩みを話すことは誰でもできます。

サッカー日本代表がなぜベスト8になれなかったのかを分析したり、
批判をすることも、怒りをネット上に吐き出すこともできます。

それは、当事者ではないからです。


悩みや課題を解決しようとする人とそうでない人の違いは何か。

それは、行動です。

行動には責任が伴います。

具申したからには、それなりの理由や根拠が求められ、保育者たるもの
実践も少なからず求められるでしょう。


ただ、嫌だからというのは理由にはなりません。

あなたはどうしたらいいと思う?と振られた時に、何も答えられない
満足な代替え案も提案できないようじゃ、面倒臭いことをただ避けていると
言われても仕方がないことです。


自分に引き寄せるということは、第3者から当事者への意識転換です。

それには、行動が必要です。まずは、自分ができる個人活動から始めましょう。

これなら、時間さえ作ればいつでもできます。


具体的な行動を起こし、自分で何とかするという意識を向上させましょう。

では。

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