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公務員にも『営業力』

役所の課題

いろんな仕事があります

市役所の仕事は窓口業務に目が行きがちですが、とても多岐にわたる仕事をしています。
補助金の創設や地域振興のイベント、地元事業者向けの研修会、産業系でいえば合同就職説明会もあります。
ただ、実態として、なかなかターゲット全てに補助金を活用してもらえない、イベントや研修に参加してもらえないなどという課題があるのではないでしょうか。

「知られていない」という実態

蓋を開けてみると、「そんなのがあるなんて知らなかった」という声がよく聞かれます。
どんなに事業・施策を打っても、活用してもらえなければ意味がありません。
となると、「知ってもらう」ことが基本であり、重要なことです。

「周知をする」というと、情報発信・広報になると思いますが、一歩進んで営業するという意識が必要なのではないでしょうか。

広報と営業

自己満足な広報

役所的な広報は、発信して終わりな気がします。
ホームページや最近ではYOUTUBEなどあり、アクセス数や再生回数を数字として内部で公開されます。
しかし、「あまり見られてないな。じゃあこうしよう!」という発想までは繋がらないのが役所です。

広報力は役所の強み

役所の強みは色々な広報媒体を持っていることです。
ホームページやYOUTUBE、各種SNS、広報誌、最近ではこのnoteを活用している自治体もありますね。
役所の仕事は多くの方に関わるものであり、特にホームページは必要なページにはアクセスが多いものです。
また、広報誌は、各戸配布を行い強制的に届ける無料の情報誌とも言えます。

ただ、これらは見てもらわなければ意味がありません。
そこで私が思う、役所に必要なのは昔ながらの営業力と思います。
※私は新卒で公務員のため、営業というものを知りません。営業職の方からすれば「それは違う」と言われるかもしれませんが、ご了承ください。

私が考える「公務員の営業」

「昔ながら」と付けたのは、新しいことをするのではなく、足で稼ぐ的な地道なことが意外に大事だと思うからです。
・地域や事業者を訪問する際に、必ずチラシを持参する。
・イベントなどの際に、ついでに案内する時間を確保する(してもらう)。
・他部署が外に出る時には同行、ないしチラシを渡してもらう。
・窓口にチラシを置くだけでなく、必ず1枚渡す。
役所の強みである多様な媒体を見てもらうために、能動的にアピールすることが重要です。
「当たり前じゃん!」と言われそうですが、それができていない・発想がないのが公務員なんです(お恥ずかしい)。

一般的な営業は「利益を生み出す」ために、「商品やサービスを売り込む」「仕事を獲得する」仕事と認識しています。
対して、公務員は利益を出しません。言葉選びが難しいですが、「税金を効率的・効果的に消費する仕事」とも言えるでしょうか。
利益とすれば、住民満足度や地域産業活性などです。そのために、補助金やイベントを考え執行します。
この利益を生み出すために、「補助金やイベントを売り込む」ことが必要、つまり営業が必要です。


ということでこれからは、思いつく営業を実践しつつ、営業力やマーケティングなどを勉強していきたいなと思います。
「営業とは」を教えてもらえると、とても嬉しいです。

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