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コンサルに入ったと思ったら高級派遣だった件

こんにちは、おでんです。

今回は、コンサルに入ったと思ったら高級派遣だった、という話をします。メーカーからコンサルへ転職した人の一例として、転職を考えている方の参考になれば幸いです。


コンサルって何をやっているの?

コンサルって具体的に何をやっているの?と思う方は多いのではないでしょうか。プロジェクトによってやることは様々ですが、私のプロジェクトでは、PMOという建前のもと、クライアントのめんどくさい仕事、やりたくない仕事をやっています。例えば、管理職クラスの人を集めた会議設定、ファシリテーションや、日程管理、他部署からの問い合わせ対応等をやっています。
これを聞くと、それってコンサルなの?と思うかもしれません。もちろん私もそう思っており、これって高級派遣だよな、と思いながら日々仕事をしています。

なぜコンサルは高級派遣になってしまうのか?

では、なぜコンサルを使う側は高級派遣として使っているのでしょうか?私の考える理由は、労働力の確保です。
昨今、人材不足の問題をニュース等でよく耳にするようになりました。一方で、変化の激しい世の中なので、会社もいつまでも安定しているとも限りません。そんな中で、コンサルは人材不足を補うには便利な存在なのです。
なぜ便利な存在かというと、そこそこ優秀でキャッチアップが早く、不要になったら契約を切れるからです。新卒を採用する場合、知識も経験もないので、戦力になるのに最低でも1年くらいは教育が必要です。また、簡単に解雇することはできませんし、逆に育った段階で離職してしまうリスクもあります。一方で、業界の知識を持ったコンサルであれば、2週間ほどでキャッチアップできてしまいます。
人材不足であれば派遣会社を遣えばいいのでは、と思うかもしれませんが、派遣会社ではできないことも多いのが実情です。というのも、一般的な派遣会社は、言われたことしかやりません、というスタイルの人が多い傾向にあるからです。
例えば、上述した仕事を依頼しようとすると、逐一指示を出さなければいけません。私も前職で派遣の方と仕事をすることがあったのですが、ものすごく細かく指示を出さないと最後までやってくれない、ということが多々ありました。一方でコンサルに入るような人であれば、自分で考えて臨機応変に進めることができるため、雑な指示でも仕事をやることができます。

そんなわけで、PMOとは名ばかりの、めんどくさい仕事をやってくれる便利な社員、としてコンサルが使われているのです。

成長している感じがしない

ここからは私が感じていることを語ります。高級派遣業務をやっていく中で一番感じているのが、成長を感じる機会が少ない、ということです。日々膨大な量の業務をこなしているのですが、大半が会議の参加、関係者との調整といった、半ば雑用のような業務です。クライアントから「この人とこの人入れて会議設定しといてー」とか言われると、これは自分がやりたかったことなのか?何やってるんだろう、と思ってしまいます。
一方で、コンサルの良い所として、プロジェクトを変えることで全く違う仕事ができるという点があります。自分のキャリアプランを明確に持っていれば、それをもとにアサイン先を考慮してくれたりするので、非常にありがたいなと感じています。今のプロジェクトには飽きてきたし、ずっといたいとはと思わないので、そろそろプロジェクトを変えることを打診しようと考えています。


以上、コンサルに入ったと思ったら高級派遣だった、という話をしました。コンサルは高級派遣だ、とよく言われますが、まさにその通りだと思います。
しかし、高級派遣だから悪い、とは思いません。自分のキャリアに合った働き方ができているのであれば、それは素晴らしいことです。実際、私のいるプロジェクトでも、その業界のプロになりたい、という思いで何年も所属している人もいます。逆に、やりたいこともなく何となくコンサルに入っている人は、流されるままにアサインされた高級派遣業務に文句をいいながら働いています。コンサル以外でも当てはまることですが、自分のキャリアプランをしっかりと持っておくことが重要ですね。


この記事がコンサルへの転職を考えている方の参考になれば幸いです。


最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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