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2022年に書いた記事一覧

2022年も残りわずかですね。と、いうわけで、今年書いた記事をまとめます。基本的には学生文化についての記事が多いですが、ときどき分析哲学関係の記事もあります。

①変なサークル学会関係

Z世代の大学生が大量に変なサークルを作っているので、その原因を調べてみた|おでん屋|note

[学内に畜舎!?]10年代伝説のアングラサークルに迫る|おでん屋|note

まずは「変なサークル学会」の記事が2つです。「変なサークル学会」は、各大学にある特徴的な大学サークルについて研究する団体です。一応5人でやっていて、毎月記事を出す予定だったんですが、メンバーみんな忙しくて完全に活動が停止してしまいましたね。
書ける内容はまだいくつかあるので、また書いてもよいかもしれません(モチベが…)

②感傷マゾ研究会関係

青春ヘラ ver.4「エモいとは何か?」 - kansyomazo - BOOTH

大学の後輩がやっている「感傷マゾ研究会」への寄稿です。「エモを自然化するー情動の哲学におけるエモの位置づけー」というタイトルで記事を書いています。
分析哲学や自然主義哲学の観点から「エモ」という言葉を考えましたが、なかなか文体が難しかったです。やはり分析系の哲学は、こういう文芸的表現とは馴染みにくいですね…。

『青春ヘラvol.3』日本最速レビュー|おでん屋|note

vol.3についてはレビュー記事も書いています。「感傷マゾ研究会」については、学生文化史的にもかなり重要なサークルなので、要チェックです。

③ぬかるみ派関係

『ぬかるみ派』vol.1 自己啓発+vol.2 加速主義 - 『ぬかるみ派』公式通販サイト - BOOTH

お次は「ぬかるみ派」への寄稿です。おでん丸×茂木響平×幸村燕×観客A「就活史座談会ー1997年から現在まで」という文章を書いています。
97年以降の就職活動がどのように変化し、学生の置かれている状況がいかに厳しくなったのかを語っています。かなり適当なことを言ってる部分も多いですが、個人的には結構気に入ってる記事です。

「ぬかるみ派」も主に学生がやっている文芸サークルなのですが、「加速主義」についてのトークイベントに、ゲストとして宮台真司を呼んだりしていて勢いがあります。もちろん、冊子自体も野心的なものとなっていおり、かなりおすすめです。

④早稲田乞食関係

早稲田乞食編集部 (wasedaclub.net)

最後が早稲田大学の老舗ミニコミサークル「早稲田乞食」の記事です。第199号で「どうした早稲田乞食」というタイトルの記事を書きました。

そもそも今の大学生からすると、ミニコミという言葉自体が死語ですよね。ちょっとだけ説明しますと、今でいう「同人誌」「 ZINE」はもともと「ミニコミ二ケーション」通称「ミニコミ」と呼ばれていました。78年前後には、全国でキャンパスミニコミブームがあって、中には年間数千万円の利益を出していたところもあったんです….。今からすると考えられないですよね。有名どころだと、『なんとなくクリスタル』で有名な田中康夫の所属した「一橋マーキュリー」や、現役学生の水着グラビアを掲載した「中大パンチ」などなど。当時ミニコミ編集に携わった学生の多くが出版関係の会社へと就職していき、90年代以降の雑誌文化を支えたという歴史的経緯があります。

早稲田乞食もそうしたミニコミブームのときにできたサークルなのですが、当時数百あったサークルのうち現在も残っているのは、「ワセコジ」と東大の時代錯誤社の二つだけです。完全に失われつつある学生文化。そもそも令和の現在に、手書きで雑誌を作っているのが意味が分からない…。


手書きで記事を書くのは、本当に貴重な体験でした(漢字間違いの修正前です)

今回の記事「どうした早稲田乞食」では、そうした歴史を踏まえて80年代当時の紙面を再現してみました。私の記事以外にも、インターネットに書けないレベルの刺激的な記事も盛りだくさんなので、ぜひ読んでみてほしいです。雑誌ってこんなに自由でも良いんだって多分ビビるかと思います。あと在りし日の学生文化に思いを馳せて、ノスタルジーに浸ったりしてください(笑)

まとめ

というわけで、今年はこんな感じでした。学生文化系の記事が多いですね。最近はコロナもあって、サークルに所属している学生が減少しています。学生文化みたいなのも、どんどんなくなってくると予想されるので少し寂しいですね。
来年以降は、メンタルヘルス関係の記事を書いていこうかなと思っています。うん。来年もよろしくお願いします。





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