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55歳からの生き方

不眠症なので夢ではなく
ただ目を閉じながら、今後のことを考えていた。

うつで辛かった時期も
そのアイデアはあったけれど

それは、家族のために
自分が犠牲になって生きてゆかねば、
のような
罪滅ぼしのようなものだった。

うつの思考は二転三転しながらも
じょじょにまともなムードになってきて
(いや、まだセロトニン不足だけどさ)

素晴らしく風が通る澄んだ寝室で
私はイメージを繰り広げていた。

今までとは違う。

だって
「自分のために」
それをやりたいんだもの。

うつになると決まって自分を責めてきた。
自分がそれをこなせていなくて
許せなく思った。


でも、仕方なかった。
そんなこと出来る余裕は無かった。
それに、楽しい事じゃなかったし(笑)
建設的にもなれなかったし
ゴールを見たくなかったから。


そう
私はもう、自分を許せている。

そしてほんとは
それをやりたかった。

「しばらくは走りこむ時期だから、
 いつかまた、それをやりたい
 それまでは頑張ろう」

そう思ってきた。


でも頑張れなかった。
自分が望む結果は出そうにない。


こうして、風に吹かれて
隣で一緒に(って気分)昼寝する息子の
存在を感じながら過ごすなんてことを

まじで
10年どころの騒ぎじゃなく
20年味わってこなかったのかも。

どんだけ不器用なんだろう!
どんだけ一生懸命だったんだろう!

自分がいとおしいよ。


すこし無理をしてきた経験を
思い出していた。

その経験は楽しく幸せなものだったけれど

うつの治療後、
リスタートは無理だと感じていて
距離を置いた。

うわついた理由なんか
じゃなくて

私の人生がかかってる(笑)

今、病を経験している
更年期のタイミングだから。

だったら

ウジウジしないで、
メソメソしないで、

リスタートを図ろう!

そしたら、色々楽しくなってきた。

今のところはこれくらい。

さぁ、やさしい時間を過ごそう。